ピアス、開けました。
冷やし中華、始めました、ぐらいのノリで。
しかも会社で。
実は過去、ピアスを開けていたのですが、どうにもこうにもかぶれてしまい、地味に金属アレルギーなんじゃないか?と睨んでいるセシル。
開けた数、覚えてないぐらいのあけっぷり。
恐らく6箇所ぐらいあけたような・・・。
あけどもあけども、腐ったりかぶれたりするので、とうとう6箇所ぐらいあけてしまうっていう、ちょっとした趣味の域に達しているような達していないようなあけっぷり。
あれから約10数年。
会社の後輩に、恐れなんてみじんも感じないドS女に、「ねぇ。今日の休憩時間にピアスあけてくんない?」と。
「やっと開ける気になったんですね?(にやり)」
なんだろ。
私以上に嬉しそうなこのコに一抹の不安を感じるのは私だけ?
セシルは髪をアップにしている事が多いので、そんな時にチラリと光る耳たぶに憧れを抱いておりまして。
しかしながら過去。
どうしたってピアスを開けるのは‘痛い’っていう、大人の階段登るのって、いつでも痛いんだっていう、そういうトラウマがあるもんで。
どうしても二の足踏んでたわけですが。
なぜか突然「今日、開けるから、私。」みたいな、何がそうさせたのかわかんないんだけど、B型っていつも突然。
思いたったら吉日なもんで。
例えそれが会社であろうとも。
明日休みで、ゆっくり自宅であけてもらえるとしても。
今すぐ開けたいのよーーーーー!!
で。
早速ピアッさーを2コ買って来まして。
休憩時間残り10分っていう、緊迫した状態の中、オペは始まったわけだけど。
なんの躊躇もない後輩は、
「はい、セシ姉。消毒してくださーい」
「場所はここでいいですかー」
「はい、じゃいきますよー」
つって、全く私の心の準備とか、葛藤とか、震えながら秘かに吸ってるタバコとか、オール無視しちゃって、私汗だっくだくみたいな。
んで、時間がないので震えながら「じゃ・・・お願いしまーす・・・。」つった瞬間に、「バスッ」といきなりきたよね。
鈍い痛みが。
「くぅぅぅぅぅん」
つって、子犬みたいだったよね、セシル。
そんな子犬みたいな小さな鳴き声むなしく、失敗したよね、後輩。
「あれ??あれあれ??裏まで貫通しませんねぇ?なんだろ?もっと力入れて奥までやるのかな??」
ぐいぐい。
ずんずん。
「あっれ~~??貫通しないんですよね、セシ姉。」
(てめぇ。ぶっ殺す)
「あ・・・あの・・・1回抜いてもらえます?」
いでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
てめぇーーー!
いてーじゃねぇかーーー!
途中でムダに針挿したまんまの状態って、なんだか精神的なショックでさらなる痛みがくるじゃねぇかーーーー!!
失敗したピアッサーをチェック。
もうこれは使えないので、念のため何故貫通しなかったのか、いじって見てみると。
要するにもっと奥までガッとピアッサーを押さなければならなかったってだけなのが判明。
後輩、もう自分の痛恨のミスに、「あ”----!許せないっすーーー!もう1回チャンスを下さいーーーー!そして弁償するので、今片方だけあけて、帰りにもう一度あけさせ下さーーーーい!!」
なんだかごくり。
あんたもう失敗しないわよね??
なんなら片方だけでももういいかも。
お姉さん、意外と根性ないんですよ。
色んなとこ、だっくだくですもの。
とりま休憩時間が終わってしまうので、ダッシュで片方開けてもらいまして。
今度はなんなく貫通しまして。
思ったほど痛くもなく。
なぜ今まであんなに「痛い!痛い!」と思っていたのか、不思議なぐらいで。
で、自分の耳を鏡でみてみると、キラキラ光るピアスな耳が可愛くって仕方ない。
子犬顔負けで泣いた甲斐あった。
残るはもう片方・・・。
はらはらしながら仕事を済ませ、先に仕事の終わった後輩が正座で待つ休憩室へ。
もうお互いなんの躊躇もない。
晴れでも雨でもかかってこいや。
ちょっと戦友気分で、ミャッと消毒して、ビャッと開けて、ルンルンで帰ってきました。
たかがピアス。
されどピアス。
なんだか気分うきうきで、いい事ありそ~とか、宝くじあたりそ~とか、また膀胱炎なりそう~とか思いながら、もうすぐうっかり誕生日を迎えるセシルが、そっと秋にお届けしました。
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過去、ピアスを開けている時は。
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