金魚を追う | セシルのブログ ~薄ら笑いに犬を添えて~

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私、セシルの日常を書いたり書かなかったり。愛犬ゴンが遠い目をしたりしなかったり。
そんな薄ら笑い程度、毒舌未満のブログです。

9月ですがな。

今年ももう終わりですがな。


どうりで5月に切った髪が、重くのしかかると思った。

頭部のてっぺんのプリン具合がひどいな、そう思って4ヶ月。


でもまだいけるんじゃないか。

そう思ってる今9月。


まだいけるんじゃないか、というと。



こないだうちの近所の神社で祭りがありましてな。

なんだかどうしても行きたくなって、ゴンと友達と行ってきましてな。



なんでどうしても行きたくなったかというと、私、昔【金魚マスター】と異名をとるほど、金魚すくいが上手でね。



金魚すくいの店主に、「もう帰ってくれ!!!!!!好きなだけ金魚持って帰っていいから今すぐ帰れ!!!」って言われた事もあるほどの腕前だったわけ。


時はすぎ。


アラフォーなセシルーが果たして今でもすくえるか!ってのをどうしても試してみたくなった訳。


やきそばも食いたかったし。

イチゴ飴とかも好物だし。


今はキウイ飴とかもあって、随分フルーティだこと。って思ったし。


で。

早速金魚すくいの屋台へ直撃。


見た所、ガキが戯れてるから、今はチャンスじゃないなと。


オセロのごとく、はしを狙って金魚を追い詰めるっていう、姑息かつ大胆な作戦に出ないといけないから、ガキは離れてろって感じだし。


ぐるりと一周し、適度にゴンに焼き鳥とかあげちゃって。


いざっ!!


ってか1回¥300もすんのね。

タバコ買えんじゃないのよ。



友達とかけをして・・・度々いざっ!!!



とりま金魚の様子見。

人としてどうかと思う、弱った金魚を狙いうち。


あと意外と簡単なのが出目金。

この子、おっとりしてるから、すぐすくわれちゃう。


しかもすくわれてもビチビチしない潔さ。

もはや「殺すなら殺せ」ぐらいの、堂々としたくわれっぷり。



期待に応えてすくいましょう。


って出目金ばっかいってたら、すくった金魚入れがどす黒い感じになったので、なんとなくカラーが欲しいな・・・という事で。


金魚、あんたの出番よ。


はしに追いやり、じりじりと狙いうち。

途中まさかの2匹いっぺんにすくっちまうっていう、プロ顔負けのアクシデントもふまえて。


救った数、もはや数え切れないほどに。

金魚いれのお椀、あっぷあっぷ。


ゴンとか退屈しちゃって、地べたに座ってあくびとかしちゃってる。

友達もわずか3匹で破れちゃって、すくい続ける私をもはや獣ぐらいの勢いの目で見てる。


そこは尊敬の眼差しなんじゃ?


(どうしよう・・・ぜんぜん破れないんですけど・・・。これじゃ夜明けが来ちゃうよ・・・。)



だからといって、わざと破いてしまうほど、赤い血が通ってるセシルじゃないので続けていたら。


もうマジおわん、たっぷんたっぷん。


でもちょうどそこでプリッと破けちゃったから、止めまして。(苦渋の決断


あきれ返る友達を尻目に、4匹までなら持って帰れるってんで。


ゆらゆらと持って帰ってきましたよ。


私ね、しかもただの金魚マスターじゃないから。

こうして持って帰った金魚を、びっくりするぐらい育て上げ、子供を生ませ、7年生かせた事あんだから。



早速次の日、金魚バチ買いに行ったら売り切れてやがったから、ものすごくセンスの悪い、プラスチックの安いやつ、買ってきまして。


いちよう酸素がブクブク出るやつなんですけど、説明書通りにきちんと準備し、急な水温の変化に耐えられなかったら困るから、ちゃんとゆっくり浸からせて。



これ以上ないぐらいのもてなしをして、金魚を放牧。

放牧?放水?どうでもいいわ。


早速次の日、2匹死んでました。


なぜ。


ちゃんと土に返そうと思ったけれど、その日は仕事なので、とりまティッシュにくるんで放置。


仕事から帰ってきたら、どうにもミイラ化しているような、もしくは180度の高温でカラッと揚げたようになってた金魚さん。



近所に公園もなく、土っぽいものといったら、隣の一軒家の庭だけ・・・。

侵入するか・・・。


無理なので、泣く泣くトイレへぽーーーーん!


ざっぱーーーーって流したら、「この恨み、はらさでおくべきか」ぐらいの勢いで1匹、ばーーーんつって戻ってきちゃって、流せど流せど戻ってくる。


もう半泣きなりながら、「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」つって流した2009夏の終わり。



要するに。

腕はおちていなかったっていうお話。



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↑こんな感じで、金魚をすくい続ける私を待つゴン。

すまぬ。




      

       

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