あるインド人の奇跡 | セシルのブログ ~薄ら笑いに犬を添えて~

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私、セシルの日常を書いたり書かなかったり。愛犬ゴンが遠い目をしたりしなかったり。
そんな薄ら笑い程度、毒舌未満のブログです。

急な雨に、会社で置き傘してる子に、借りて帰り。


後日持参したら。


またその帰りが雨だった為、返すはずの傘をまた借りて帰り。


また後日持参したら。


またその帰りが雨だった為、またまたその返すはずの傘を借りて帰るという、傘ラビリンス状態の女はセシルです。



いつになったらこの傘、返せる・・・??


ぱくってしまえーーーー!



さて。


先日、仕事で「今日のランチ、どこにするぅ?」なんて、乙女女子社員100%な話なんかしてたセシルですけど。


後輩が「新しく出来た、本場のインドカレー屋、行ってみません?」と。


回りに聞いてみたら、「ナンがすごいおいしかったよ!カレーもそんな辛くないし、おいしかった!」と絶賛。


ナンか・・・。

「難」ならしょっちゅう身に降りかかってるけど、本場ナンは食べたことないな。


行ってみるべ。



したら世間のランチタイムをすっかりすぎてる2時半。

店内がらっがら。


まずここで弱冠の問題が。


店員さん、バリバリ本場の方。

インド人なのか、スリランカ人なのか。


わからないので、インド人にしよう。


オーダー決まってる私達を、弱冠の放置。

水だけ出したら、逃げるように店内奥へ。


「すいませ~ん」と呼ぶと、はらはらしながらやってきて。


「ナニ シマスカ?」


「えっと・・・私はこれ。ナンでドリンクはラッシーで」

「私はこれ。ご飯で私もドリンクはラッシーで」


「・・・・・・。」

「・・・オノミモノ  ナニシマスカ?」


「・・・・・・ラッシーで」


「・・・・・・。」

「ラッシー・・・。ゴハンデスカ ?」



もうだいぶこのヘンで、うちら「大丈夫か?」っていうオーラ全開だったけど、不慣れな日本語だもん。


仕方ないよね。



とりあえずうちら、初めての店だし、ちょっとテンションあがってたし、うっきうきで待ってた。



30分ぐらいたってやっと出てきた。

休憩1時間しかないんだ・・・。


食い終わったらタバコ一気吸いぐらいしか時間ないんだ・・・。


いざ!って思ったら、フォークもスプーンもないんだ。

本場らしく、手づかみで食えと?


店員を呼ぶ。


またはらはらしながらさっきの店員やってきた。


「スプーン、下さい」


「・・・・・??」


「スプーン!」


「ナンデスカ??」


「スプーンです!スプーン!まさかの箸なら分かります?フォークなら?」


「・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・。」


この間、私ものすごいジェスチャー。




!!!!!!!!!



分かってくれたみたい・・・。



その後。


すごい何かに追われる感じのカレー食い。

しかもびっくりするぐらい、無味なんだ・・・。



カレーで無味って・・・ナニ?


結構パンチきいてる食べ物だと思う、カレーって。

それが無味ってナニ??


しかも出てきたナンのどでかい事!

皿からはみでてる。


15cmぐらいはみでてる。

パッと見、夜用ナプキン広げたやつみたい。


後輩のナン、しっぽの方、折ってあった。


私、久々うなだれて。


したらうなだれてたの、私だけじゃなかった。


「お水くださ~い!」


って、言った私達の元へやってきたあの店員さん、なにかごにょごにょ母国語をしゃべったあと。


「クニ・・・カエリタイ・・・」



そこだけはっきり言った。

すごいはっきり日本語しゃべった。


あんた・・・初めて覚えた日本語まさか、「帰りたい・・・」じゃ?



もっそアンニュイな気分のランチだったセシルという名の女は、今、桃太郎電鉄にハマッています。


ボンビ~~。



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インドはあっちの方かしら・・・?




      

       

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