その日の給食はカレーだった。
午睡前の絵本が読み終わった。今からはお昼寝のためにトイレに行く時間。時差をつけるために、様々な方法でトイレに行く。子どもの名前に入ってるひらがなや、その日の服の色、グループの名前などその日ごとに変えながら呼んでいく。
前日は、
『名前に"さ"が入っている人』
『僕入ってる!行ってきまーす!』
と、保育者が言う特徴に当てはまる子からトイレに行くのである。
今日は、私は服の色にすると決めていた。
『服に赤が入ってる人どうぞ〜』
『やったー』『次は何かな〜』
『服に黄色が入ってる人』
『えー、きいろー?』
と盛り上がっている中、黄色が入ってない、白いTシャツの子どもが立ち上がり、得意そうな顔で『先生!カレーこぼして黄色くなってる!』
『行ってきまーす!』
……笑
服のデザインだけでなく、自分がつけたカレーもデザインの一部にするとは思いもつかなかった。
子どもの発想には、やはり驚かされる。
その日の給食はカレーだった。