前回、日本の財政破綻のシミュレーションを一つ紹介しました。
では、日本が財政破綻するってホントなのか?について、分かりやすく冷静に整理している見解を一つ紹介します。
財政破綻に備える「3つのリスク回避術」 (橘玲 公式サイト 2011年1月24日)
この中の以下の記述は、諸説ある財政破綻する?しない?論に対する一つの明快な答えです。
「未来を知ることは誰にもできないが、人口動態はその数少ない例外だ。10年後の2020年には人口の4人に1人が確実に高齢者となり、団塊の世代の大半が確実に75歳を超える。彼らが本格的に医療・介護サービスを使うようになれば、現在の社会保障制度は確実に破綻する。しかもこれは一過性の危機ではなく、2050年には国民の2.5人に1人が65歳以上という人類史上例のない超高齢化社会が確実に到来するのだ。人口動態を見れば、日本の社会保障制度は間違いなく破綻する。それは、避けようのない運命みたいなものだ。私たちにできるのは、来るべき災厄に備え、個人の被害を最小限に抑えることだけだ。」
確実に社会保障制度が破綻するということは、税収でも国の借金(国債)でも、高齢者の介護・医療や年金に要するお金を賄えなくなる、すなわち、国の資金繰り(財政)が破綻するということに他なりません。
そして、公務員の未来はというと…
「公務員の経済的な立場は、年金受給者とよく似ている。デフレになっても給与はそれほど下がらないが、不景気と失業率悪化のなかで公務員給与を引き上げることは政治的に不可能だから、インフレになれば実質賃金は大幅に下落する(これでようやく、「公務員改革」が実現する)。」
鋭いご指摘!やばいですね… ただ、同時に橘氏は、国家破産に備える3つの術として以下の3つを挙げてくれています。
・金利の上昇(国債価格の下落)のリスクをヘッジする
・円安のリスクをヘッジする
・インフレのリスクをヘッジする
と言われても、正直あまりピンと来ないでしょうか。
この辺の具体策についても、今後考えて行きたいと思います。
本文中で引用させていただいた橘玲氏は、ご存知の方も多いと思いますが、金融知識が豊富で資産運用理論の教え方にも定評のある人気作家です。
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