公務員父さん 脱公務員父さん ~公務員人生を考えるヒント~

公務員父さん 脱公務員父さん ~公務員人生を考えるヒント~

現役公務員&これから公務員をめざす人すべてに送る公務員人生設計のヒント☆
日本リスクを切り離せない公務員のマネー&ライフについて、経済動向を読み解き、一歩先を考えます。

10年後も公務員なら安泰ですか?



この春、新小学1年生になる子を持つ親に「将来就かせたい職業」を尋ねたところ、男の子の第1位は公務員(女の子の第1位は看護婦)となったそうです。

新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」 (株式会社クラレ 20124月調査)


普段は公務員叩きを支持していながら、子どもを就かせたいというのも微妙ですが、それはともかく、確かにデフレと雇用不安が続いた「失われた20年」において、公務員は恵まれていたと言えますね。


果たしてこれからもそうでしょうか? 10年後も公務員なら安泰ですか?


日本人の平均年齢は既に45歳に達し、10年後には48歳、20年後には50歳を超えます。財政、雇用、年金、社会保障…至るところが行き詰まりつつあり、もはや将来を描くのですら難しくなってきました。


例えるなら、船底に空いた穴から着々と水が入ってきている状態でしょうか。それでも平穏が保たれているのは、まだ船が傾くところまでいってないから、あるいは、単に考えたくないからでしょう。


いやいや、公務員だから大丈夫…と言いたくても、さすがに国が行き詰まれば、大丈夫とはいかないですよね。それどころか、むしろ国(政府)に100%依存の公務員は最もピンチを迎える立場にいると思います。


確かに考えたくないですよね。考えてもどうしようもない気がするし。でも、確実にやってくるのが分かっていて、それに気付いているのに、何も手を打たないというのは悔いが残りませんか!?


かくいう我が家も、公務員の旦那の給与が生命線なので、タイムリミットまで残された貴重な時間にできることについて、冷静に未来志向で考えていこうと思います。


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前回、日本の財政破綻のシミュレーションを一つ紹介しました。


では、日本が財政破綻するってホントなのか?について、分かりやすく冷静に整理している見解を一つ紹介します。

財政破綻に備える「3つのリスク回避術」 (橘玲 公式サイト 2011124日)


この中の以下の記述は、諸説ある財政破綻する?しない?論に対する一つの明快な答えです。

「未来を知ることは誰にもできないが、人口動態はその数少ない例外だ。10年後の2020年には人口の4人に1人が確実に高齢者となり、団塊の世代の大半が確実に75歳を超える。彼らが本格的に医療・介護サービスを使うようになれば、現在の社会保障制度は確実に破綻する。しかもこれは一過性の危機ではなく、2050年には国民の2.5人に1人が65歳以上という人類史上例のない超高齢化社会が確実に到来するのだ。人口動態を見れば、日本の社会保障制度は間違いなく破綻する。それは、避けようのない運命みたいなものだ。私たちにできるのは、来るべき災厄に備え、個人の被害を最小限に抑えることだけだ。」


確実に社会保障制度が破綻するということは、税収でも国の借金(国債)でも、高齢者の介護・医療や年金に要するお金を賄えなくなる、すなわち、国の資金繰り(財政)が破綻するということに他なりません。

そして、公務員の未来はというと…

「公務員の経済的な立場は、年金受給者とよく似ている。デフレになっても給与はそれほど下がらないが、不景気と失業率悪化のなかで公務員給与を引き上げることは政治的に不可能だから、インフレになれば実質賃金は大幅に下落する(これでようやく、「公務員改革」が実現する)。


鋭いご指摘!やばいですね… ただ、同時に橘氏は、国家破産に備える3つの術として以下の3つを挙げてくれています。

・金利の上昇(国債価格の下落)のリスクをヘッジする

・円安のリスクをヘッジする

・インフレのリスクをヘッジする


と言われても、正直あまりピンと来ないでしょうか。

この辺の具体策についても、今後考えて行きたいと思います。


本文中で引用させていただいた橘玲氏は、ご存知の方も多いと思いますが、金融知識が豊富で資産運用理論の教え方にも定評のある人気作家です。

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さて、確実に行き詰まりつつある日本の近未来はどんな感じで、そのとき公務員はどうなってしまうのでしょうか?



最近、日本の財政破綻を題材にしたシミュレーションを経済誌等でたまに目にすることがあります。中には、徒に危機感を煽るようなものありますが、そうした変なバイアスがなく、かつ分かりやすいと思うものを一つ紹介します。

シミュレーション 20XX年ニッポン「財政破綻」 (橘玲 公式サイト 2011127日)



このシミュレーションでは、例えば、以下のようなシーンが印象的です。

…スターバックスに寄り、3800円のカフェモカを飲む

…ローン金利は10%台まで上がり、毎月の返済額は2倍に

…日経平均は6000円まで暴落、円は1ドル=200

…それと同時に、食料品や生活必需品を中心に物価が急速に上がりはじめた。スーパーの値札はたちまち倍に

…半年ごとに政権と首相が変わったあげく、日本がIMF管理になるとの憶測が流れて、ようやく超党派の救国内閣が成立した。新政権の喫緊の課題は財政の健全化で、消費税率は25%になり、年金の受給年齢は70歳に引き上げられた。



そして、公務員にとって衝撃なのは、以下のところですね。

…政治家は公務員の給与を引き上げることに二の足を踏み、実質給与はいまやかつての半額以下に



激しいインフレが起こり(=通貨の価値が暴落し)、例えば缶ジュースが300円になっても、公務員の給与の額は変わらないというのです。

なんとも強烈ですね!こんなこと起こるはずないですか?



この近未来予測のリアリティについては、次回に。