段階ジュニア世代の幹部(事業に責任を持つ)の
話を聞く機会がありましたが、
「次期リーダーが育ってない」「彼らは経営者目線でない」
とか、最後まで評論家口調でした。
言っていることが受け売りで、
自分の経験から発した言葉でないのです。
その状況において、自分は何をしたのか!
何をするのか!
見えないのです。
彼の部下は、さぞかしモチベーションが下がる日々を
過ごしているだろうなと想像しました。
団塊ジュニア世代とは
1971年~1974年生まれ、現在49~52才です。
ネットで検索すると、
「基本は真面目で、現実的・保守的な思考を持ち合わせる。
危機感が強く、不遇な環境に対するストレス耐性は高いものの、
成功体験の乏しさにより自信が持てず、何事に対しても保守的。」
なるほどですね。
彼らが就職したときは、バブル崩壊、就職氷河期。
その中で必死に上司の顔色を見て組織環境を維持するように、
頑張ってきたのでしょう。
でも、厳しい環境を生き残り、
無事昇進した彼らから、
成功者としての自信は感じられません。
日々失うことへの「恐れ」を抱いて暮らしているのでしょう。
権威への服従
人の知性は3段階あると以前書いたのですが、
団塊ジュニア世代は、3つの知性の第二段階の「環境順応型知性」
がズバリ当てはまります。
「環境順応型知性」の特徴は、
重要人物の意向に反しないことと、
好ましいと考える環境に自分を合わせることが、
一貫した自我を保つうえで大きな意味を持ちます。
過去に集団行動に文化の違いが及ぼす影響を
研究されたそうです。
ドイツ文化のどのような要素が原因で、
普通のドイツ人が戦時中虐殺行為をしたか、
また、メンツを重んじるアジア文化、
などを研究した結果、
アメリカ、カナダなどいたるところで、
同様の集団行動が見られたそうです。
つまり、文化の違いでなく、
その人の知性レベルによるところが大きいそうです。
非常に偏った人生経験をしてきた団塊ジュニア世代が
成長するのは非常に難しいかもしれませんが、
退職まで後10年ぐらい残っています。
早めにミレニアル世代以降に仕事を譲って
サポートに徹されることを願います。
知性が一段上に上昇するとき
一段上のレベルの知性に上昇しつつある人は、
自分を動かす「主体」だったものが次第に、
客観視できる「客体」へと変わっていきます。
それを通して世界をみるのではなく、
それ自体を見られるようになるのです。
小さな「悟り」が開けた感覚ですね。
悩んでいたことが、フッと解消します。
知性とは(IQではない)年齢に関係なく、
成長します。
職場で知性を成長させる効果的な方法は、
ホールシステムアプローチで語り合うことです。
気楽にワールド・カフェを行うことを人事で企画し、
習慣付けましょう。
参考書籍:「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」
ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー著、英治出版