今日は韓国民の関心が一点に集まる韓国の大学入試の日です。修能試験といいます。今朝のニュースによると、受験生の便宜のために企業が始業時間を10時にずらしています。リスニングの時間となる午後1時半頃からの35分間、国内外の航空機は韓国上空の飛行が禁止されています。ソウル市内の大学や高校などの受験会場の前では、先輩を応援する在校生が、横断幕を広げて声援しています。
横断幕に書かれている韓国語はどんなものでしょうか?
写真にはうまく映っていませんが、自分の高校の名前と共に、
〇〇高校、よく埋めて、よく見て、とか書いているみたい
この수능 대박がよく使われているようです。
修能大当たり、みたいな。スヌン テーバク。漢字が広く知られていない韓国ですが、この写真では大の地の部分が漢字になっていますね。漢字は視覚的にキャッチーなので、今でもこんな風に看板や募集広告などに使われていることがあります。
「修能大当たり祈願」
「緊張しないで、いつも通りにだけ」
朴槿恵退陣もいいけど、お金と体力精神力のすべてを傾けて求める学歴が生活の向上につながっていない現状をもっと問題にしないのかしらと、思ってしまいます。するとこんな画像もみつけました。
「修能廃止」「私の友達が死にました」「SKYに入れなければ、空を見上げる権利もないの?」「勉強はするけど習うものはない」「血に染まったペンはいや」「大学標準化」「君が君の道を選択してるつもりなのか?いや、君は選択されるために、もがいているんじゃないか?」
SKYはソウル大学、高麗大学、延世大学というトップスリーのイニシャルです。
明るく楽しい未来のための、希望につながる大学受験であってほしいものです。