誰も見てないないことを願って。



かろうじて制限速度ぎりぎりのスピードで空港へ向かう。
早く、早く。心ははやる。
会える!会えるんだよね?
覗き込む時計は到着予定時間の1時間前。
反対車線の車のライトが、流れ星のように過ぎてゆく。
見えてきた空港。
スピードをあげ駐車場に車を滑らせる。

不安な気持ちと嬉しい気持ちが私を奮い立たせる。
デッキに向かって走る。
時計は5分を切っている。
早く、早く。

デッキには到着便を待つ何人かの人がいるだけ。
どこ?どれ?
夜の暗闇を見つめる。

遥か彼方に赤い点滅。
近づいてくる。
彼を乗せた翼が見えた!
私は金網越しに翼を目で追った。

轟音と共に大きな機体が滑走路に滑り込んだ。

運ばれていくタラップ。
もうすぐ…もうすぐ…
「あっ!」
背の高い金髪でサングラスを掛けた敦賀さんを見つけた。
「コーン!」思わず叫んでいた。
聞こえるはずないのに。
「!!!!!!」
タラップを降りながら、サングラスを外し、私の方を見て微笑んだ。

ああもう!今すぐその胸に飛び込みたい!
そして、抱きしめて…他には何もいらない…あなただけ…

終わりっ!

誰も見てないよね。
こんな駄文恥ずかしい(/-\*)