美咲 女

夏樹とは恋人だが親からあることを聞かされて不安になってしまい別れをきりだす。
 
夏樹 男
美咲を愛してる。結婚をしたいくらい。
 
 

美咲「ねえ、別れよっか」
夏樹「え、いきなりなんで?」
美咲「好きとか嫌いとかわかんなくなってさ、正直、恋ってよくわかんないんだよね。」
夏樹「いや...」
美咲「だってさ、なんで子孫繁栄の為とはいえ一人の人とヤッて子供作んないといけないって義務課せられてんの?いいやんそんなん。だるくね、金かかるしさー。」
夏樹「そ、そうだけど」
美咲「てゆか、そんなん男も女も苦労絶えないじゃん、耐えれないじゃん。じゃーそんなんだったらしたくないよねって話よ」
夏樹「まあそれも、そうだけど」
美咲「んま、そーゆーことだから。別れましょう」
夏樹「...」
美咲「嫌なの?」
夏樹「そりゃ嫌だよ。こっちはお前のこと好きだし。」
美咲「それはずっとなの?今だけじゃないの?辛くなったらすーぐ壊れるんじゃないの?」
夏樹「...美咲」
美咲「何?」
夏樹「何に怯えてるの?」
美咲「べつになにも怯えてない」
夏樹「うそつけ、俺にはわかるよ。なんかあったのか?」
美咲「...今日、親が離婚した日なんだ。昨日その話を聞いて、さっき話したみたいに、めっちゃ辛くて、耐えられなくて別れちゃったんだって。」
夏樹「うん、それで?(やさしく)」
美咲「私もそうなっちゃうのかなって思って...夏樹とはずっといたいけど、それでも...」
夏樹「親とお前は違うぞ。それに何を疑ってるんだ?俺だぞ俺、お前のことがこの世で一番大好きな」
美咲「ちょっと、それは大袈裟」
夏樹「大袈裟でも、それくらい思いは強いってことだよ。いいか、何があっても俺は美咲から離れないから。お前もそれでいいだろ?」
美咲「...うん。」
夏樹「だからさ、美咲。結婚しよう」
美咲「え...?」
夏樹「幸せにする」
美咲「え...?(泣きながら)」
夏樹「毎日、楽しくて楽しくて泣かせるくらい幸せにしてやる。」
美咲「私なんかでいいの?」
夏樹「なんかじゃねえよ。お前だからいいんだろ。」
美咲「うう...私、不安で不安で...別れようとしちゃった...」
夏樹「うん、大丈夫、わかってる」
美咲「夏樹ぃ...」
夏樹「ん?」
美咲「好き...! 結婚、してください!」
夏樹「ああ。大歓迎だ。」
(美咲)
そして私達は、それから何十年も幸せに暮らしました。