東京都では現職の小池知事により高校授業料の無償化支援が実施されています。

 

3年間で都立高校は約36万円、私立高校は約144万円の費用が無償となり、更に2024年度から年収制限を撤廃し世帯年収910万円以上でもこれら支援が受けられると報道されています。

仮に私立高校に2人の子供を通わせる場合は3年間✕2名分の授業料およそ288万円が支援され無償化される計算になります。

もし私たちがこれから高校進学を控えた2人の子を持つ親であった場合、これらを無償化を実施する候補者と実施しない候補者のどちらを選ぶでしょうか。

子供二人分の私立高校3年間288万円の授業料無償化に惹かれてそちらの候補を選ぶでしょうか。それともそれに流されず他の政策で判断して候補者を選ぶでしょうか。


 

都知事選挙についてネット上の霊的異世界に関する情報発信では様々なことが言われています。

 

東京都知事選に立候補している小池氏にはその背後にジョージ・ソロスの影、蓮舫氏には北京、中国の影、そして石丸氏には創価学会の影など。

 

そして当然ながら当人たちにはそれら見えない存在による影響の自覚はないであろうと。

 

前回のアメリカの大統領選挙の投票でもドミニオンという投票システムではトランプを選択してボタンを押せば自動的にバイデンに投票したことになり送信される不正なシステムに一部なっていたとの情報も明るみになり話題になっています。

 

この種の話は都市伝説や陰謀論と言われることも多いですが私たち普通の人間はそれら真実を知ることは出来ません。

 

しかしながらこの東京都の高校授業料無償化の話は典型的な例だと思います。

 

東京を良くしたい、日本という国を良くしたい、そのように志高い立候補者が出ても我が身大事で目の前の288万円に流されてしまう都民が多いのではないでしょうか。

 

私たちが実際に当事者として高校進学を控えた子供を持つ親の立場として目の前にぶら下げられた大金を跳ね除けて候補者を選ぶことが本当に出来るでしょうか。

 

お金を選ぶ人たちを愚かだと私たちは非難したり見下げたりすることが出来るでしょうか。

 

お金で動く人間は未熟で愚かだと言われるかもしれません。ですがこの点については近視眼的に見てはならないと私は考えています。

 

「なぜ人はお金で動くのか」

 

「人をお金で動かすためにどのような仕組みが誰によって構築されているのか」

 

「テレビなどマスコミはなぜ特定の候補者だけメディアに露出させ放送し、50名以上に及ぶ他の候補者をほとんど報道せず、まるで存在しないかのように世論と印象操作をするのか」

 

 

もちろん東京都の有権者の45%(約510万人)が投票に行かないわけですから、国民の意識の低さが最大の問題であることは疑う余地はありませんが、前述のように視野を広げ大局で見なければ単なる人間批判に終わってしまうように思います。

 

 

7月7日(日)東京都知事選の投開票があります。

 

私たちには知ることの出来ない異世界の仕掛けやからくりはさておき、現代の社会の仕組みや国民の意識など表面的なものは投票結果にそのままに表れるものと思わされます。

 

経済的に豊かな日本最大の都市、東京都民の多くが改革を求めず現状維持を求め変化を望まないという多数の民意が反映した選挙結果になるように思わされてなりません。

 

 

 

 

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