人間の意識は常に現状維持で保守的です。

 

そして人間は不安であることより不幸であることを選択します。

 

 

人間にとって現状維持を脱し変化を求めていくことは恐怖そのものであります。

 

ブラック企業に勤め心身ともに疲弊している人間は不幸でありますが、離職し収入が絶たれることや転職による減収などには不安がつきまといます。だから辞めず不幸であり続けることを選択する。

 

 

人は恐怖より現状維持を求め、人は不安より不幸でいることを選択します。

 

人にとってお金を失うことは命を失うことに等しい。それは現代社会の仕組みがそのように仕向けられているからでもあります。

 

今の世は先生と生徒が友達関係となってしまい上司と部下が馴れ合いの関係となり上下の関係と覇気がなくなりつつあります。これらも国家の法律でそうなるように仕向けられていることに起因します。

 

 

人の心理の背景には社会の仕組みがあります。

 

これを理解せず人を導くことは暗中に模索することに他なりません。

 

 

なぜ人間の意識は常に現状維持で保守的なのか

 

なぜ人間は不安であることより不幸であることを選択するのか

 

なぜ人はお金を失うことは命を失うことに等しいと考えるのか

 

そのように仕向ける社会の仕組みとはどのようなものか

 

 

これらを人の心というミクロの視点と社会の仕組みというマクロの視点の多角的視点から見なければこの世の歪を正すことは出来ないものと私は考えています。

 

人の心理を理解するにはその社会的背景と仕組みを知る必要があります。

 

縁故に頼る訴えには必ず非があり、貧者と富者の争いの場合真実は貧者にあり、下々は立場が上の者に圧倒され主張できず正しきことも間違ったことに言いくるめられてしまうことが多いと言われることがあります。

 

自分が正しいと信じてきたことが地に足をつけ現場を見てその解釈と認識がそれまでのものとは変わることがあります。

 

逆に自分は間違ってはいなかったと現場を見てこれまでの考えが確信に至ることもあります。

 

 

真の教育者とは常に謙虚であり自分が無知であることを自覚しているものなのだと改めて思わされます。

 

 

 

 

 

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