昨今では特に精神世界界隈にて「許す」という言葉がもてはやされています。

 

私たち人間は怒りや憎しみ、そして恨みの念に駆られ負の感情に支配され人生の道を踏み外し転落してしまうことが多々あります。

 

それにおいては「許す」ということ自体それはそれで正しい時もあるのだと思います。

 

 

そう、「時もある」

 

私はそう考えています。

 

 

人間は感情で動く動物でありますから、時に「かわいそう」という思いから相手を許してしまうことがあります。

 

確かに許すということは必要なことでありますが、許してはならない場合があります。

 

 

自己中心的な考えから他者に及ぶ被害や損害を考えず他者に迷惑をかけてもわれ良しで振る舞う人間

 

甘えと執着から他者を支配しその相手の人生を我がものとし奴隷として扱う心ない人間

 

 

そのような人間も因果応報から自身でそのつけを払わなければならない時が来ます。

 

仮にそのような時がまだ来ないからと言って、ただひたすら身勝手に振る舞う相手に対し耐え続ければ良いというものでもないと思います。

 

 

戦い方は様々

 

 

暴力に訴えることなく

 

言論に訴えることなく

 

ただ手出しせずその報いを受け苦しむ姿を見物する

 

決して情に流されて救けることなく

 

 

 

最近は「許す」という言葉が大流行りです。

 

まるでそれで何もかも悟ったような錯覚に陥る人間も多いように思います。

 

 

ですが、絶対に許してはならないことがあり

 

そして絶対に許してはならない時があります。

 

 

私は誰になんと言われようとも情に流されず徹底的にそれをする

 

 

そんなもう一人の自分がここにいます。

 

 

 

 

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