私たち人間の欲求には成長欲求と退行欲求があると言われます。


更には自立欲求と依存欲求があり、いずれもそれぞれ相対するものとされ下記のように共通項で結ぶことが出来ます。



成長欲求 = 自立欲求

    VS

退行欲求 = 依存欲求



私たち人間は無意識の中にこれらが内在し心の中で葛藤し続けています。


それらは言い換えれば「陽」と「陰」とすることが出来るのかもしれません。



成長をしたいと望む自分、

それに対し

現状維持(退行)を望む自分



自立したいと望む自分、

それに対し

依存したいと望む自分



心の葛藤、それは私たち人間の無意識の中に起こります。



不安とは隠された憎しみによりもたらされると言われます。


私たちは自身に内在している相対する2つの欲求、そして不安を生み出しているその隠された憎悪の蓄積に気づくことが出来るでしょうか。


意識と無意識の乖離に私たちは自覚のない隠された敵意を覚えそれを蓄積し不安に支配されてしまいます。


親や他者の感情に自分を合わせることにより社会は自分にとって敵対するものとなります。


安心感とは意識の自分と無意識の自分との乖離がなくなり、そして周りに受け入れられ自分が自分でいることが出来ることにより得られ、逆にそうでない場合不安に囚われてしまいます。



成長と退行、自立と依存

これら相対し内在する心の葛藤


隠された憎悪がもたらす不安


意識と無意識の乖離がもたらす敵意



どれだけの人間がそれらに気づき、自覚し、それを正しく認識することが出来るでしょうか。


そしてどれだけの人間が他者のそれに気づいてあげられるでしょうか。





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