心ない息子が息絶え絶えで歩くもままならぬ老父母の身ぐるみを剥ぎ、それを遊び金に変え、先祖の墓は雑草が生い茂り荒れ果て無縁仏の様相を呈す

我が目を疑うが、是れ我が眼前に広がる現実の光景なり


一方にて庭のユリの花の蕾に心を寄せる老父母の姿に心の豊かさと高尚さを感ず



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