職場で人を見ていますと綺麗に化粧をしてお洒落をし高価なブランド物を身に付け、それでありながら自身のデスク周りは物が散乱し、ホコリだらけで髪の毛が落ちており、指で机上に字が書けるくらいホコリが溜まっている女性たちがいたり。

 

 

「なぜ恥ずかしいと思わないのだろう」

 

 

外見は綺麗に着飾って、ネイルはピカピカ、それに対しデスクの上が汚くメモは散乱し、ペンはあちこちに転がったまま帰ったり。

 

また別の女性は出社後に通勤用のスポーツシューズを脱いで履き替えるのは良いが、脱いだ靴を皆から見える位置に放置したまま仕事をしていたり。

 

 

「そんな女性を見て男性はどう思うだろう」

 

 

「この女性はどんな感性なんだろう」

 

 

「恥と思わないのだろうか」

 

 

「そう、恥ずかしくないから平気なんだろう」

 

 

そんなことを心のなかでつぶやきながら過ごしたりしています。

 

 

・・・

 

 

またある男性は、上役から仕事を頼まれ、

 

「そんな短期間では無理です、6ヶ月か10ヶ月はかかります!」

 

と返答した矢先、代わりに向かいの席の若手の後輩がたった2ヶ月程度でその仕事を見事な出来で仕上げたり。

 

それを見せつけられてもその仕事を断った先輩は恥を感じている様子もなく平気で過ごし相変わらず後輩に対し先輩面を続けたり。

 

内心は違うかと思いながらも、どう見ても本心でも全く平気の様子。。

 

 

「そんなの普通は先輩として屈辱だろうに」

 

 

「なぜこの人はそれで平気なんだろう」

 

 

・・・

 

 

そんな事があった後も引き続きその若手従業員に偉そうに指図をし続けて見下していたり。

 

普通は恥ずかしくて、上司、先輩としてなんとか名誉挽回しようと頑張るだろうに。

 

 

「なぜこの人はそれで平気なんだろう」

 

 

まるで完全に感覚、感性が違う様子。。

 

 

 

・・・

 

 

 

企業では「肩書」とか「役職」などというものがありますが、そのように肩書がある者は実力があってのことだけでなく、「長年勤めているので」という理由で肩書や役職が与えられる場合もあります。

 

そしてその肩書や役職は必ずしも「人間性の高い低い」を表しているものではなかったりもします。

 

そのポジションの取りまとめ役であったり、責任者であったりを表すものであり、言い換えれば肩書は仕事上で必要な情報の一種であったり。

 

ですから役職で肩書がありながらそれ相応の能力を持ち合わせていなければ逆にその肩書は名ばかりのものとされ「恥ずかしいもの」となるわけです。

 

しかし人はその肩書を見て「偉い」とか「凄い」などと考え、その人の能力や実績、そして人間性などを見ることなく判断したり。

 

以前商談した取引先の相手の方などは「私は以前〇〇(大手電気メーカー)で働いておりまして・・」と始まり、何度も何度もその話が続き、しかも商談内容と相手の前職やその会社とは全く関係がない話にも関わらず。。

 

「それがどうしたというのだろう」と思いながら聞いていましたが、自慢げに話すその様子から、その方にとってはそれが自分の立場を高めると考えていたのかもしれません。

 

 

「なぜ人は肩書や地位を求めるのだろう」

 

 

「そして周りはなぜ肩書や地位でその人間を判断するのだろう」

 

 

その人の何を知っていると言うのだろう。

 

 

その人を見ずに肩書や地位を見ている?

 

 

肩書や地位を見て判断し近づいてくる人は往々にして「自分に利益があるから」であったりします。

 

 

商売上の利益があり、割り切って営業行為として近づいてくる人間なら分かりますが、

 

以前教育現場で私が担当部署の移動で教務部に身を置き教科書の選択採用権を持った時、教科書出版会社の営業担当者とその上司が人事異動の情報を嗅ぎつけ直ぐに飛んできました。そして何かと至れり尽くせり講師にとって役に立つツールなどを提供してくれたりと。。

 

勿論、彼らは自社の教材を採用してもらいたいためにすり寄ってくる訳ですが。

 

 

そうでなくプライベートで私利私欲のために肩書や地位を見て近づいてくる人

 

男女の関係も同じく、そこには真の愛などもなかったり。

 

 

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それ以上に、

 

「それを見抜けずに近づかれて"喜んでいる"肩書を持つ役職者。。」

 

近づいてくる彼らは自分を見ているのではなく肩書や地位を見て近づいて来ていることは明らかなのに。

 

 

そのような理由で近づいてくる彼らは自分を見ているのではなく肩書や地位を見ているだけなのに

 

 

 

そんなのになぜ喜ぶのだろう。

 

 

・・・

 

 

そんな自分が恥ずかしくないのだろうか。

 

 

腹が立ったりしないのだろうか。

 

 

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長年企業に勤めていると様々なことを目の当たりにし経験します。

 

 

ある時、主要取引先の銀行が大きなミスをし、ウチの会社の上役が激怒し、男性の銀行営業担当者を怒鳴りつけ追い返したことがありました。

 

その後、大慌てで銀行側の上司が新しい営業担当を連れて謝罪に駆けつけました。

 

連れてきた新しい営業担当は若手女性でスタイル抜群で細身でスラッと背も高く。

 

そう、まさにウチの上役の好みのど真ん中のタイプの女性であったのです。

 

銀行側も抜け目がないと言えば抜け目なく流石だなと、

 

やはり天下の都市銀行は違うと、そう思いながら横目に見ていましたが。

 

それでこちらの上司も上機嫌になり、騒動も収まったわけですから。。

 

 

しかし言ってみればそれすら銀行側に見抜かれているわけで。

 

そんなのウチの会社もかっこ悪い話ですけどね。

 

 

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とりとめもない話ですが。

 

 

私たち人間は恥を知る存在でありたいですし、皆がそうであって欲しいものです。

 

 

本人たちは良くて平気でも、見ている周りがキツイですから。。。

 

 

 

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