現代の日本企業の多くは昭和の家族経営のような姿から外国資本や欧米的な経営のあり方に変わりつつあります。
しかしながら日本では欧米の企業のように簡単には従業員を解雇できないような法律になっていますから、企業側に1ヶ月前予告解雇の権利はあるものの、そのような中で繰り広げられる従業員の人員整理には大変なものがあります。
長年企業に身を置いておりますと企業にとって使えない人材は辞めるように追い込まれていく姿を何度も目の当たりにします。
また、至らないところはありながらその者なりに頑張っているにも関わらず「経営者の好き嫌い」で判断され辞めさせられるようなことも多く見てきました。
日本には労働基準法というものがあり基本的に労働者は保護されていますから、多少ボンクラで役立たずと言われようが無期限雇用の正社員が簡単には解雇されることはありません。
ですから企業側はその者が自ら辞めるように追い込んでいくわけです。
「重箱の隅をつつく」
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「重箱の隅をつつく」とはその言葉通り「物事の取るに足らない部分ばかりにわざわざ注目し、難癖をつけること」でありますが、
完璧な人間などいません。
企業は狙ったその者を監視し、重箱の隅をつつくようにミスや至らないところを見つけ指摘していきます。
そして企業はその者の直属の上司に指示を出し、その者の至らない部分や行為を随時報告するように命令をします。
少しでもその者をかばうような発言をしようものならその上司も立場が悪くなるように追い込まれますから上司はその者の悪いところだけを報告しなければなりません。
その者の良いところを報告すると上司自身が追い込まれることになります。
もしその者をかばおうとして、「君は狙われているから～いうふうに立ち回ったほうがいいぞ」などと耳打ちしようものなら、その者が辞める時に「上司から聞きました」とその者をかばったことを自白され、上司も追い込まれることも多々あります。
ですから上司は救けようとしているその者によって逆に自分の立場を悪くすることがあると考えその者と接しなければなりません。腹を割って部下と話すことが時にその上司の命取りになることがあります。
更にその上司の横のつながりにも監視が入り、その上司がその者の悪いところをちゃんと報告しているか横からも監視され上層部に報告が入ります。
なんと愚かなことでしょう。。
結論
狙われたら最後、自分の身は自分で守るしかありません
もしそれが出来ないならそれまで。
救けの手は自ら努力する者に対して差し伸べられます
人間にはそれが出来る者と出来ない者がいます
生まれ持っての性質、宿命は変えられないと聞きます
しかし努力によって変えることが出来るものがあると思います
出来ない者は出来るようになるしかありません
他者に耳を方向けそれを謙虚に受け止め自ら努力し成長を成し遂げていくのみ
それが出来ず、自分は悪くない、相手が悪い、自分は変わる必要はないというならそれまで。
この世は理不尽なことが多いですが、それに屈せず時に上手く立ち回りそれらを上手くかわし、そして時に立ち向かうことが成長を遂げることにつながるのだと思います。
「自分は努力している」
そのように言う人間は多いです
しかしながら他者から見ればまったく努力しているとは言えず単なる独りよがりだったりします
井の中の蛙大海を知らずで視野が狭く、またはその大海を見ようともせずであったりします
「自分はこんなにやっているのに。。」
そのように言う人間も多いです
世の中、上には上がいます
見る人から見たら全然やっていなかったりします。でもそれを受け入れられない。
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甘え
今の世は甘えで溢れかえっているように思います。
現代は甘えや図々しさ、そして執着を正当化する人が多いように思います。
古来からの日本人は「恥を知る民族」と言われます
甘えや図々しさを恥と考えることができる人間が増えることを祈るばかりです。
前述の通り、「重箱の隅をつつく」ように人間の悪いところばかりを指摘してくる人間がいます。
そのような存在は愚か者ではあると思いますが、しかしながら私たちはそれを上手く封じることで自分たちが成長出来るようにも思います。
何事も現状維持は衰退につながり、私たち人間は成長し続けなければならない存在なのかもしれません。
今の世は大人になりきれていない子供で溢れています。
身体だけ大人で中身は子供、名探偵コナンくんの反対ですね。
世の中の大人が本当の意味での大人となれるような、そんな世の中を願ってやみません。
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