考えてみてほしい。デスコア、ポップパンク、メタルコア、オルタナロック、エレクトロ、実験音楽、ポップ。

この全てのジャンルを網羅してそれでなお一貫した雰囲気を曲に持っているバンドなんてあり得るだろうか?ありえる。BMTHがそれだ。
 
どもども、Seargeant-Bだ。
 
iPhoneって充電すぐ無くなるよね。
 
今日は初のまともな記事だってことで俺が下手したら世界一好きなバンドに付いて語っていこうと思う。BMTHだ。魅力紹介的なあれだ、要は。イジるにもイジれるところが少ないからそこはご了承をってことで。
 
楽しんでってくれ。
 
2004年、イギリス北部のシェフィールド出身。その後幾度かメンバーチェンジを行い、着々と成長し続けていった。メタルコア系統のバンドとしては異常な規模になってる。現在では幕張メッセで自分たちのフェスを主催できるくらいの規模だぞ?だって。ただ、そういったバンドの「姿」とかはどうでもいい。今回は曲と魅力を紹介していくだけだ。

 

とりあえず、まずはコイツラ聞いたことないって人たちにもしかしたら知ってるのを二曲。

 

メタル界隈の人間でない方々はこの曲をEXPERIAのCMで聞いたことがあるかもしれない。

 

もしくはDeath Strandingのサントラで。

 

と、まあこの二曲から聴いて取れる通りまるで別のバンドだと錯覚してもおかしくない。一貫としているものがあるとすれば楽曲センスとボーカルのイケメンさくらいだろう。

Bring Me The Horizon frontman Oli Sykes lived with monks in rural Brazil to  get out of 'very dark place' | The Sun さん

(嫌になるほどイケメンなんだよな。こいつ見るたびに自分が虫ケラみたく感じる)

 

最初の"Medicine"という曲は彼らのポップアルバムである”Amo”から取られたもので、特にキャッチーなナンバーだ。

それに対して”Ludens”は陰鬱な電子音から始まり、途中でヘビーなギターフレーズが入ったりしてそのままアリーナロック顔負けの耳残りがするようなサビメロを聞かせてくれる。リンキンっぽいよね

 

そのまま後半に行くと重苦しいブレイクダウンも投げてくる。ブレイクダウン前に"GIVE ME A BREAK"って言ってんのかっこよすぎん?

 

この通り何を考えてるのかわからんくらいバラバラなこの二曲だが、この感じがBMTHの全アルバムに一貫してある。初期アルバムの"Count Your Blessings"と先程挙げたポップアルバムの"Amo"を聴き比べてみるといい。異常なくらいな音楽性の変化だと思うだろ。

コイツラに一貫した音楽性を求めてはいけない

タイトルに「彼らの辞書にボツという言葉はない」といったが、一貫性というものもそうだ。
 
でも最初に一貫した雰囲気があるって言ったじゃん?そうなんだよ。

ソコガイインダヨ

正直に言ってこんなブログじゃ説明できない。だからこそ聞いてほしい。
 
暗い歌詞という一貫している点を除けば言葉で形容できない素晴らしいBMTHにしか演出できない雰囲気が歌詞、曲、音像などのすべてを通してある。下手に説明するより聞くほうが早い。
 
おすすめはAmoから入ることかな。こういった激しい音楽にまだ抵抗がある人だったら。

 

アルバムの順とを作るとしたら

 
ハートのジャケのやつ(Amo)
傘のやつ(That's The Spirit)
訳分からん小人みたいながいっぱいいるやつ(Post Human: Survival Horror)
丸が重なってるやつ(Sempiternal)
鍵と剣持ってるやつ(There is a hell...)
内蔵持ってるやつ(Suicide Season)
水族館(Count Your Blessings)
雀EP(This is what the edge of your seat was made for)
名前がクソ長いやつ(Music to listen to...)
 
ちなみにだが、最後の名前が長いやつは八曲しかない実験音楽プロジェクトなんだ。Grammy賞にノミネートされたAmoの一年後辺りにリリースされてる。
 

グラミー賞にノミネートされるアーティストが作る音楽ではない

 

アルバムを通して白昼夢を見ているような感覚になる。エレクトロでサイケでエグい。アンビエントとか IDMっぽさまで感じる。

 
±ªþ³§という(一ミリも曲名が読めない)曲がある。このトラックYONAKAというイギリスのオルタナロックバンドをフィーチャーしている。

 

絶妙に頭がぶっ壊れるから聞いてみるといい。

 

その他にもこのアルバムでは「諸事情」で始動数年で解散したLotus Eaterという素晴らしかったデスコアバンドをフィーチャリングしてたり、メジャーシーンで活躍してる筆者が大好きなポップミュージシャンHalseyをフィーチャリングしてたりする。Halseyバリのメジャーなアーティストまでも巻き込んでなおこんなに実験的にするのって度胸いるだろ。流石すぎるよ。
 
もう一つだが、BMTHは来年の1月にPost Humanシリーズの二作目のアルバム、Post Human: Nex Genをリリースするらしい。また延期しないことを願おう。このアルバムのシングルはポップパンク/エモ/スクリーモ系統の音楽を主軸にしていて、そこにハイパーポップやトラップなどのモダンな要素とかも混ぜている。
現在出ているこのアルバムのシングルのLosTなんて完全にそれだ。

 

 

 

GlassjawやLil Uzi Vertなどのアーティストもフィーチャー参加しているという豪華過ぎるなメンツだ。

 

 

売れっ子ラッパーがヘビィなロックバンドのアルバムにフィーチャリングするということがこのご時世でどのくらいあった?大事件だよ、全く。MVはカルト×ヒッピー的ななにか×B級映画的なあえてやっすいVFXという組み合わせだ。何が起きてるのかわからん。狂いきってる。最高。何ならこのシリーズの前作でメタルコアに回帰したとき以上に重い。

アルバムも同じようなアングルの曲を期待できるな。
 
これからも驚かせてくれ,BMTH。
 
型に捉えることがもはや不可能なバンド、ブリング・ミー・ザ・ホライズン。いかがだっただろうか?
 
読んでくれてありがとうな。今後もヨロシク。