介護職員初任者研修第30日目
いよいよ初任者研修も大詰めになってきました。
今日は、介護過程の展開の実際ということで、事例を基に情報収集とアセスメントについて。
情報収集
まずは、事例の概要からアセスメントに必要な情報をフェースシートに落とし込む作業。フェースシートとは、介護サービスや介護施設を初めて利用する際に作成する、利用者のプロフィール書類です。医療現場でいうカルテのようなものです。
介護現場で用いられるフェイスシートには、利用者の基本的な情報を中心にまとめた書類で、具体的には、以下のような内容が記載されています。
- 氏名や年齢などの基本的な情報
- 要介護度
- 身体的な状態
- 健康状態
- 生活状況
- 既往歴
- 家族構成
- 服薬状況
- その他の特記事項など
アセスメント
これらの集められた利用者の情報から、利用者さまの情報を収集を分析する過程がアセスメントです。情報は、フェースシートのみでなく、利用者さま本人やご家族から話を聞いたり、利用者さまの性格や動作、行動を観察したりして得られます。また、他職種から提供される場合もあります。利用者さまの全体像を把握するには、偏見や先入観を持たずに情報を集めるのがポイントです。集まった情報をもとに、利用者さまの課題を明確にしていきます。
今回は、グループに分かれてアセスメント・プロセスシートを使い、集めた情報を分析し、課題抽出を行いました。