【若い世代の“選べなさ”に、私たちはどう向き合えるだろう?】

 

最近のニュースで、「2024年の出生数で40代前半のほうが20代前半を上回った」という統計が話題になっています。

40代での出産が増えたというより、20代前半での結婚や第一子の出生数が急減していることが背景にあるそうです。

 

数字だけを見ると「晩産化が進んでいるのかな?」と感じますが、本質はもう少し違うところにある気がしています。

たとえば、20〜24歳での出生数がこの3年で24%も減っているという事実。

それは結婚の減少とも深く結びついていて、

今の若い世代が「選びたくても選べない状況」に置かれていることを示しているように思うのです。

 

 

 

 

 

生活の不安、非正規雇用、都市部での高コストな暮らし、

そして情報に溢れた社会での「まだ選ぶには早いかもしれない」という気持ち。

こうした様々な要因が、人生の節目に踏み出す力をそいでしまっているのかもしれません。

 

でも、そんな状況に対して「自己責任」と片付けてしまうのではなく、

「どうすれば安心して選べる社会を築けるのか?」という問いを、私たち一人ひとりが抱え、語っていくことが大切だと思います。

数字の裏には、たくさんの迷いや不安、そして静かに諦めている声があるのかもしれません。

 

このデータが映し出しているのは、もしかすると“少子化”以上に、“若い世代の生きづらさ”なのかもしれません。

 

あなたはどう感じますか?

 

 

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