パリからHautvillers(オービレール)

に移動して、最初の2泊は

エアビーのようなアパートに

泊まって家を整える予定だった。


お母さんとお父さんが以前泊まって、

オーナーがとても親切だったという宿に予約。


アットホームで、

清潔感もあって値段もお手頃で良い宿ニコニコ


今回は1番小さい部屋しか空いてなかったけど

狭さが逆になんでもすぐに手に届いてらく泣き笑い


散らかってる写真しかないけど、

みんなで自炊して過ごした。

奥に居心地の良い寝室があったのに

写真撮り忘れた。。




オービレール観光に是非おすすめ。




家の裏庭がいかにもフランスの田舎らしい雰囲気。猫が人懐こくて可愛かった。



義父母の家に泊まるにあたって、問題は山積み。


ダイヤグリーン家のお湯が出ない

ダイヤグリーン暖房がつかない

ダイヤグリーン家が埃や蜘蛛の巣だらけ

ダイヤグリーン布団や寝具全てない

ダイヤグリーン食器類もなにもない

ダイヤグリーンインターネットひけてない

ダイヤグリーン冷蔵庫もあるけどスイッチの入れ方わからない

などなど。。


本当に2泊後にここに泊まるのか。。

と不安が襲う真顔


パリ在住の友人に手配してもらって、

お掃除業者に来てもらえることに。

でも、そこまでプロ的なものではなく、

主婦の適当な掃除レベル。

時給60€は少し高いちょっと不満


でも、全て自分たちでやるのは

大変だから助かった!


あと気になるところは自分たちで。


幸い、義母はお掃除や整頓が超得意。


子供達にもいい機会だから

掃除を教えてもらい手伝ってもらいました


最初のアパート2泊はあっという間にすぎ、

延泊したかったけど満室のため、

荷物を持ってほかのエアビーに移動。


そこでさらに3泊することに。


チェックアウトの時、

親切なオーナーに色々と

家の困っていることを聞いてみることに。


Google翻訳を頼りに、

私たちの家の状況を話してみる。


すると、旦那さんと、

たまたま旦那さんと一緒にいた男性が

水回りのプロの方で、

今から見に行ってあげると

言ってくれて歓喜泣き笑い


2人が、ボイラー室に入って

あれこれやってくれて、

暖房やお湯がでるように!


さらに、私たちは見つけられなかった

冷蔵庫の電源もいれてくれた!


そして、水も勢いよくでるようになり、

しばらく黄色い水が出てから

綺麗な水が出るように!


途方に暮れていたことが続々と解決笑い泣き


さらに、家の中に洗濯機を

設置できる場所が見つからなかったのを、

一緒に探し当ててくれました。


さらに、お昼を食べてから午後に一緒に

電気屋さんで洗濯機を買いに

行こうと言ってくれる泣き笑い


お昼ご飯のあと、

またオーナーの旦那さんのエリックと

私の2人でエリックの軽トラで

電気屋さんへ行きました。


この写真はその道中の車からの一枚。


英語も通じないおじさんと2人で、

Google翻訳とお互いの表情や

ジェスチャーを頼りに、

フランスの片田舎で洗濯機を買いに行く。。


不思議な経験をしてるなぁ、としみじみ。


こういう時、必ず思い出す、

慶應病院の闘病の日々。


こんな異国の地で冒険できる

自由に感謝が込み上げる。



途中、軽トラの荷台のゴミを

リサイクルセンターに出す。

私は車の中で待機。



電気屋さんに着くと、女性の定員さんが

日本人が洗濯機を買いに来て不思議そう。


確かにこの村にアジア人はまだ見たことない。


かなりシャンパン好きなら

観光でくるかもしれないけど、

洗濯機は間違い無く買わないはず。



無事に洗濯機を買うと、

これを僕と君とお母さんで、

今から2階に運ぼうといわれ、

無理だと思う。。とビビる私に、

やってみなくては分からない!

と譲らないエリック。


今朝手伝ってくれたもう1人の男性に

助けてもらいたい、他に男性はいないか、

と私が言っても、彼は帰宅しちゃったし

他に誰も思い当たらないから

自分たちで頑張ってみようと言う。


手伝ってくれている彼がいうのだから

私がめげてはいけない。


とりあえず頑張ってみると伝える。


でも、家に帰る途中、

やはり彼もキツイと気付いたのか、

村でゆっくり車を走らせながら、

誰か手伝ってくれそうな人を探そうといいだす。


知り合いが道端にいると、

誰か手伝ってもらえないかと

声をかけるも全て忙しいなどと

断られてしまう。


すると、最後にエリックが、

明日なら弟と来れるから

弟とやってあげると言ってくれた!


なぜ早くいってくれなかった?!

と思いつつも、

手伝ってもらっている身分なので

とにかくありがたい泣き笑い


その日、もちろん日給として

100€位は渡すつもりでいたし、

彼も受け取るつもりだろうと当然思っていた。


それが、1日の最後に預けていた

荷物を取りにアパートに戻ると、

オーナーのダニエルと旦那さんのエリックは、

これは親切でやったことだから無料でいいよ、

水回りのプロの男性は雇ってる人だから

時給22ユーロを2時間分だけ

払ってあげてくれる?という。

その時給は当然お支払いするけど、

エリックに何もお礼をしないなんて、

そんなわけにはいかない。


その日の仕事をリスケして、

私たちのためにエリックは

一日中付き合ってくれたし、

服を汚しながら家のあらゆる

問題を解決したり、軽トラを走らせてくれた。


頑なに受け取らないご夫婦に、

義母が無理やりテーブルの上に

100€を置いて、やっと困った顔で

受け取ってくれた。


そのあと、疲れ果てた私たちは村で

唯一のカフェに夕飯をとりに行くと、

もう閉まっていて、

仕方なくパン屋があいていたので

パンを買って帰ることに。


その夜から泊まる宿はあまり

清潔感もなく匂いも悪くて

テンションが下がってしまう。

さらに雨も降ってきた。


せめてシャンパンでも飲みたいと思ったけど、

外食の予定だったから買いおきがない。


シャンパンメゾンはとうに閉まっているし、

売店などはこの村には一つもない。


昨夜までのアパートの部屋には

有料のシャンパンボトルが冷蔵庫に

備え付けてあったことを思い出して、

売って欲しいと再び昨晩のアパートの

オーナー家のチャイムを鳴らしてみた。


シャンパンを一本売って欲しいというと、

親切なオーナーはもちろん!

と再び屋根の下に招き入れてくれた。


そして、さっきあなたのお母さんから

100€もらっちゃったからこれはあげるわ!

とシャンパンをくれる。


そんなわけにはいかないよと渡そうとするも

絶対に受け取らない。


1日、慣れないフランス語との格闘と、

異国の地で不安の中で奮闘して

さらに寒さと雨で疲れ果てていた

私の心に優しさがしみすぎて、

涙が止まらなくなる。


わずかに知っているフランス語で、


セジョンティー

メルシーボークー


と、泣きながら繰り返し伝える。


その日飲んだシャンパンは、

とにかく最高だった。


疲れや不安を癒して、

どうにかなるだろうと

思わせてくれた。


大変だった出来事をすべてお母さんと

笑い話に変えて笑った。


翌日、弟と手伝いにきてくれた時の写真。

道具も持ち込んで、

2人で息を切らしながら必死で運んで、

設置までしてくれた。





ここでもやはりお礼は受け取ってくれない。


そして、去り際に、

少しだけ英語が話せる弟さんが、


Wellcome to France!


と言って2人で颯爽と去っていった。


私はまた、目に涙を溜めながら


セジョンティー(親切です)

メルシーボークー(ありがとう)


と言いながら車が見えなくなるまで

大きく手を振ることしかできなかった。


子供達と、私たちもこんなふうに

困ってる人に親切にならなきゃねと話す。


何かお金を渡す以外の方法で

恩返しをしていきたいなぁ。