イランで海外駐在員の妻をやっていたとき、
格下扱いみたいなのをされたのが結構、
根深くトラウマっぽくなっていることに気がついた。
そのころから、自分はダメ人間だと思うようになったような気がする。
駐在員妻は、ダンナさんの会社のランクによって、地位が決まったから。
うちはジャーナリストだから、地位的には低いほうになった。
なにをしてもちゃんと認めてもらえていなかったように感じたし、自分でも劣等感のかたまりになって、空回りしていた面も多かったと思う。
どうしたら認めてもらえるんだろう、っていつも思っていたのかもしれない。
イラン時代の呪縛を解くことが必要なんだなーって思えた。
自分を否定することをやめ、肯定していこう。
イラン時代、13歳年上の女性にイジメられていたけど、
若さに嫉妬していたんだな、ってやっとわかった。
精神科のドクターが、それは、
あなたが若くて綺麗だから嫉妬されているんですよ、って当時言われたけど、
そんなことはちっとも信じられず、
この医者はお世辞を言っていると思っていたけど、
今、思えば、ドクターの言っていたとおりだったんだ、と気がついた。
そう、確かに当時の私は、その13歳年上の女性より若くて綺麗だったと思う。
胸の盛りもはるかにあったし。
だから、私がいたらないからイジメを受けたんじゃないんだ。
なにをしても、いじめられたのはそのせいなんだろう。
みんなの前で、あんたは下品だのなんだの言われたこともあった。
洋服にもダメ出し。
彼女はラカシス女のイラストそのまんまのタイプだった。
場末のスナックのママみたいな感じ。
木更津とか。
わかんないけど、場末が似合う感じ。
タバコも吸って、喉はアルコール焼けで、ガラガラ声になっていた。
学歴は高卒だった。
二十歳でできちゃった結婚って言ってた。
夜の夫婦生活の回数を自慢げに発表もしていたし。
回数を日記帳に「正」の字で書くと言っていた。
アル中でもあった。
怖いから誰も逆らうことができない女ボス。
恐怖で人をコントロールするタイプだった。
パワハラか。
お料理が上手で、パッチワークが趣味の人だった。
そうだ、若い頃から苦労していて、ありとあらゆる仕事をしてきたと言っていた。
胃も半分に切除したとも言っていた。
私の持つ何かが彼女をイラつかせていたんだろう。
イスラム国家、禁酒の国で、たくさんお酒を飲んでいる人だった。
人を傷つけて自分を保つ人。
イジメを受けた私はスタフィサグリアのレメディも必要だね。
最近、いろいろ解明できて、いろいろ腑に落ちています。