一番初めは確かシルバー×ブラックのCANON、デジタルではなくフィルムでなんだ。
仕事で多い時は24枚撮りで10数本分はあたり前だった。
フィルムは自動ではなく、自分でクルクル巻き上げて、
巻き上げが足りないようならシャッターを切りカウントが「0」になったのを確認、
ズームレンズではなかったので自分の足で距離を調整、
被写体に向けファインダーを覗いてピントをマニュアルで合掌
シャッターを半押しして、ファインダー内の左に表示される露出を確認、
左指でダイヤルを転がし「125」程度に合わせ
脇を締め直して…、
「カシャ!」
…、
最後に右親指でレバーを押してフィルムを送る、基本的にフラッシュは無し…。
3年間くらは僕の良き相棒だった、
小型で軽くダイヤルの回りも良好で、
何よりシャッターボタンの感触と音が僕の好みだったんだ。
上司からのお下がりだったし古いものだったので、
シャッターが完全に閉じなくなり、修理費も高額なので引退に…。
今持っていたらいい値段かもしれない。
会社から次に渡されたPENTAXはズームレンズで楽だったけど
機械的にはベースダウンしたんだ。
重くなったし、レバーやダイヤル、シャッターボタンまでグレーのプラスチック。
電池の減りも早かったけど仕事は十分出来たんだ、愛着は湧かなかったけどね。
これも3年チョット使い続けたんだ。その後は時代の流れでデジタルと使い分けが続き、
今ではオールデジカメ…。
撮影の基本はフィルムカメラで身に付けた筈だったけど…、
デヂカメはシャッターを「押す」だけで楽に撮れるから、
近頃基本が崩れて来ている様な気がするんだ。
仕事で写真を撮るのでプライベートではほとんど撮らないし、
その気になれなかったけど…。
デジカメも進化して良いモノが出てきたので、
ホンの少し「写欲」が出てきた。
取り戻すことの出来ない
現在進行形で流れる時間を
その一瞬を
人間は全て記憶することは出来ない…、
だが思い出すことは出来る。
「写真」を通して、
自分が此処にいた証明として…。