1990年代の若き頃、
メルセデスベンツ560SEL(1991年・W126の最終型)
キャディラック ブロアム(1992年の最終型)
ロールス・ロイス シルバースパー(1984年のキャブ車最終)
などを所有していましたが、
おおよその方がどの車も、
『古臭い』
『日本車のほうが優れている』
と言われます。
確かに当時の日本車は故障もせず、気の利いた装備も満載され始めた頃、
(たとえばドリンクホルダーとか)
海外の車にそういった便利装備が付き始めたのはもっと後、
しかし、違った目線で見ていただくと見えてくることがあります。
たとえばメルセデスは、あの有名なドアの音。
素晴らしく重厚な音を奏でますが、あれはなぜあの音がするかというと
繊細で緻密、ボディ剛性をかなりのレベルまで高めた結果発する音なのだそうです。
キャディラックの場合、あの古臭いといわれるデザインにはすべて意味があります。
たとえば屋根に張られたレザー(ランドゥTOPと言います)、
(高級馬車の施された ランドゥレットのことです)
あれは自動車草創期、まだ馬車から進化したばかりの時代の名残。
古き良きものを大切にする精神から来ています。
そしてロールスロイス。
100年間持つように作られたあの設計、ほとんどが神業的技術を持つ職人さんがハンドメイドで仕上げます。(2000年頃のあるモデルまで)
工業製品ではなしえない制度の高さ…、感動します。
だからすべての部品が美術品のような輝きを持ちます。
これらすべては、接客業に通じるものだと、私はいつも思います。
福岡