せらの宝石箱

せらの宝石箱

はじめまして

せらと申します。


このブログでは、フィクションの物語を短いものから長いものまで書いていきます☆*:.。. .。.:*☆

たくさんの人に力を与えられるような物語を書きたいです

文才がなくてお見苦しいのですが見ていただけると嬉しいです

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Love8  朝と友達と俺。
春の居心地の良い風は眠気を誘う。そんな朝は夏になれば跡形もなく消えていく。

「やっと着いたー」
学校の最寄りの駅に着くまでは30分かかる。昔は1時間だったのだから近くなったものだと思ってはいたが、いざ慣れてしまうと2分の1の時間さえもつらく感じる。駅の近くには敦人と瞬が乗ってくるバスが止まるバス停がある。異常気象でも起きない限り動き続けているバスは今日もいつも通り滞りなく動いている。
そんなありふれた日常の中、俺は学校に向かう。
「おい、大樹」
のんびり歩こうとしていたその時、後ろにでかい影がのぞいた。
「敦人おはよう。」
「ちょっとー!俺を無視しないでよー」
その後ろにちょこまかと動く瞬のすがたが見えた。
「瞬、おはよう。」
「大樹おはよう!聞いてよ、こいつにさっきから声かけてんのに無視してくんの。あーお母さんかなしいっ!」
「いつお前が俺の母親になった」
「なんだよー俺とお前は中学からの仲だろー」
「あーうっせ。おらおら、学校行くぞ」
「へーい」
瞬と敦人は中学時代からの友達だ。高校か
ら友達になった俺もすぐに2人と仲良くなった。
「にしてもこの3人が揃うなんて珍しいな」
「だな。いつもは敦人が野球部の朝練だし、大樹は電車通学だしな」
「ついでにお前は遅刻魔だしな」
「大切な睡眠を奪いたくないだけだよ^_^」
「おつかれさまでーす」
「敦人は今日、朝練ないんだな」
「おう。今日は休みらしい。」
そう言って部活予定の紙をひらひらと風になびかせている。

To be continued