こんにちは。ドトール更新の麦酒です。
某ブログでバスーンというワードをみかけたので、懐かしくてひっぱりだしてきました。我が家にはこんな楽器があります。
キャ~ラメル拾ったら箱だけ~(は~るばる来たぜ函館~♪の替え歌)
ではありません。ちゃんとフタを開けてみましょう。
うりゃっ
まだ中身は見えません。
じらしプレイはこれぐらいにして、
この楽器、オーボエといって、大学の時に使っていたものです。
管楽器って声楽と一緒で、体自体が楽器です。当時は腹筋をしたり複式呼吸をしたり唇のトレーニングをしたり、それなりに鍛えていましたが、今は体がへなちょこなのでやりません。
大学入学後、どのクラブ、サークルに入るか決めかねていて、当時弦楽器が好きだったのでオケに入ろうかと考えていました。でも先にブラスバンドに入った友人から、「オーボエをやってくらる人がいないので困っている」という話を聞き、助っ人気分で見学に行ったのでした。ええ、私は流されやすいのです。きっと、オケでオーボエを吹いたほうが正統派の演奏ができたのでしょうが。でもおかげで、今は弦も管も分け隔てなく大好きになりました。
息は入れにくいは音程は取りにくいはの苦労の連続でしたが、結局コツコツためていた育〇会の奨学金をはたいてマイ・オーボエを購入するに至りました。How much?と聞かれたら、安い軽自動車が買えるくらいと答えておきましょう。奨学金の使い方が間違っているとは思うけど。
ややマイナー系の(というか人数を必要としない)楽器なのですが、当時ピースライト(タバコ)のCMで一躍脚光を浴びました。その演奏者にあやかって「フミアキ」という名前をつけてかわいがっていましたね。正味の話、当時のカレシよりも時間・密度ともに濃いひとときを過ごしていたほどです(ごめんね昔のカレシ)。
最後の写真には備品として刃物も写っていますね。物騒な! でも楽器について語るとまた長くなりそうなんでサクッと省略してまたの機会に。
なんでバスーン(ファゴット)つながりかというと、ダブルリード族という二枚舌楽器の仲間なのです。音域は全然違うけど。
オーボエが天の声なら、バスーンは大地から湧き上がってくるような音。
同期のバスーン担当の子が辞めてしまって、後輩(男子)を指導する人間がいなくなった時に、同じ二枚舌仲間なんやからお前が指導しろよと押し付けられ、ちょっとだけ練習しました。だからちゃんとした曲を吹いたことはないんですが、ショボい音階ぐらいはできました(過去形)。
同じ二枚舌仲間で、イングリッシュホルンというのもあります。オーボエよりもやや大型で、ベルの先が卵を飲んだ蛇のような形をしているため、こもった音がします。分かり易くいったらドボルザークの9番「新世界より」2楽章の旋律をやる楽器。もっと分かり易く言ったら閉店時の定番「遠き~山に~日は落ちて~」のメロディー。なので、日本人はこの楽器の音を聴くと条件反射で思います。「帰らなきゃ」
これはさらにマイナーでお値段も高いので、さすがに買いませんでした。当時はクラブ所有のものもなかったので、必要な時には知り合いの所属しているオケに頼んで借りに行ってたなあ。
ホルンの仲間じゃないのになにゆえ「イングリッシュ・ホルン」?
ネーミングの由来については諸説あるようです。定かでないし、面倒なのでこれも割愛。
ちなみにおフランス語では「コーラングレ」といいます。
ゆっくり言ったら「コール・アングレ」
んんん? どっかで聞いたことあるなーと思ったら、
Σ( ̄□ ̄;)!!
あんぐれ兄ではないですか!
”CALL あんぐれ” (コールのスペルは正しくはCORでしゅ。ホルンの意)
私って、x年も前からあんぐれ兄さんを呼んでいたのですね。知らんかったなーー。
しかも今頃になって気づくなんて。
長々と楽器話を続けていた理由は、これが言いたかったからなんです。