先週は続けざまに特別高圧の系統用蓄電所の設計依頼があり、まだまだ系統用蓄電所への強い流れは減るどころか逆に大きくなっているようです。

今週の月曜からは一泊二日で富山県の系統用蓄電所への同行依頼があり、もちろんしっかり顎足付きで美味しいもの(飲み物か?)をご馳走になりましたが、それに勝る現地での視察と打ち合わせをしっかり行って参りました。

 

因みに今更ですが初めての北陸新幹線でした!


この3月末にシンガポールへ1週間ばかり出張して帰国してからはなんとなくですが既設施設(工場やスーパーなど)構内における完全自家消費(PPA含む)案件の方が若干増えて来たかと思いましたが、まだまだ系統用蓄電所への熱も冷めやらぬといった感じですね。

でもこれだけは忘れないでください…。

系統用蓄電所はこれから益々増えて行かざるを得ない再エネのマイナス部分(不安定なところとかです)を補える唯一無二の存在ですし、まったく足りていない調整力の最有力の存在ですし、ウン兆円とかウン十兆円とかをかけて系統増強する必要もない既存系統のままで成り立つ素晴らしいギミックでもあります。

施設構内への蓄電システムも同様、日中の余剰をタイムシフトして必要な時間に有効利用したり、これによって再エネ率を上げたり、万一のBCP対策にもなるし、普段のピークカットによる電気代の高騰にも寄与出来る優れモンです。

化石燃料や原発の何がイケないかって、もちろん地球に優しくないとか1万年経っても廃棄が完了しない可能性があるとか(そもそも廃棄方法が分かっていないのに再稼働とかの方が問題ありありですが…)も非常に大きいですが、何れも石炭や石油、LNG、ウランなどの"限りある資源"を"海外から"船などの輸送手段を使ってウン兆円とかの大金を"海外へ支払って"発電するものですから、やっぱり世界中に平等に降り注ぐおひさまの光や風を使うって悪くないんじゃないかと思っています。

これこそまさに究極の国単位の地産地消でしょう!
エッヘン(笑)

宇宙の端は誰も知りません。

人間の始まりは誰も知りません。

原発の仕舞い方も誰も分かりません。

分からないものを動かす危険性を、今僕たちが「不安定な再エネだと需給が安定しないので節約とかで苦しむのは嫌だ…」なんて理由で後世の子供たちに残していいものではありません。

どうせ残すなら格好いい何かを残したい、そう思う今日このごろです。

なんのコッチャ(笑)