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最近物を創っていて
すばらしい作品を一個創るよりも
土に触れる時間の大切さを感じている。
陶芸とは
少々形がまずくても問題はない。
それよりも
作者の心の器も必要なのかもしれない。
私が大皿を挽いている時
土をロクロの上でゆっくり回転させて
手は小舟のように土をゆっくり広げて行く。
大海に広がる地平線のような大きく広い口辺に。
土は手を信じ
手は土を信じ
作者の気持ちを知っている無形のつちが
みるみるうちに大皿になってくれた。
織部釉 大皿 雪峰作