2年前の11月2日。


お袋が亡くなった日だ。


あの日、意識も無く、朝から病床で相当苦しがっていた。


あの時、おそらく本人がは無意識に

『もう死にたい』
『痛い痛い』


と叫んでいた。


今でも、目に焼き付いている。


小学生の俺ら兄弟三人と離れ離れになったお袋だったが、最後はみんな傍にいた。

まだ意識のあるとき、お袋に尋ねた。


「お袋は幸せだったのか?」と。


お袋は答えた


『うん。幸せだった』


俺にはどう見ても、そう見えなかったお袋がそう答えた。


今日は11月2日。