








こんにちは、ミナです🎬
『KPop Demon Hunters』、日本でもかなり話題ですよね。SNSを見ていると「北村(プッチョン)でロケ地巡りしてきました」みたいな投稿もよく見かけます。先に言ってしまうと、この作品は実写ではなくフルCGアニメです。厳密な意味での「撮影ロケ地」はありません。ソニー・ピクチャーズ・アニメーションの美術チームが実際のソウルを取材し、その景色を絵として再構築しています。
だから無意味かといえば、むしろ逆です。Netflix公式のTudumが「どの場所を参考にしたか」を美術スタッフの名前付きで発表しているので、そこだけ押せば“本当に素材になった場所”だけを回れます。しかも北村には今、観光目的の出入が時間帯制限されて、違反すると最大₩100,000の罰金になるルールがあること——これもあまり知られていません。今日はその両方を、ミナが整理しますね🗺️
「公式確認」と「ファンの推測」を分けます
KDHの聖地巡礼系の記事は、「たぶんここかも」レベルの推測が公式情報っぽい顔をして混ざっていることが多いです。なので最初に、Netflix Tudum公式ガイドで美術クレジット付きに確認されているものだけを表にまとめました。
| 場所 | 作品内での使われ方 | 確認状況 |
|---|---|---|
| 場所北村韓屋村(プッチョン) | 使われ方ルミとジヌの初対面/後の「Free」シーケンスの舞台 | 確認公式確認 |
| 場所駱山公園(ナクサン)・ソウル城壁路 | 使われ方ルミとジヌの2回目の出会い(城壁上の道) | 確認公式確認 |
| 場所Nソウルタワー | 使われ方物語のランドマークとして登場 | 確認公式確認(※塔下のアリーナは完全に創作) |
| 場所明洞(ミョンドン) | 使われ方「Soda Pop」パフォーマンス場面 | 確認公式確認 |
| 場所COEX K-Pop Square | 使われ方巨大ビジョンで告知が出る場面 | 確認公式確認 |
| 場所景福宮(キョンボックン) | 使われ方ジヌの400年前の回想 | 確認公式確認 |
| 場所清潭大橋(チョンダム) | 使われ方電車バトル場面(VFXがソウルの実衛星データから構築) | 確認公式確認 |
| 場所ソウルオリンピック競技場 | 使われ方冒頭のスカイダイブ場面 | 確認公式確認 |
| 場所ロッテワールドタワー | 使われ方参考のみ(劇中の塔は実物より意図的に高く描かれている) | 確認参考程度 |
| 場所チムジルバン(風呂屋シーン) | 使われ方監督が記憶する1980年代ソウルの風呂屋の合成 | 確認実在しない |
| 場所国立中央博物館 | 使われ方劇中未登場。Derpy & Sussieの文化的ルーツ(カチ・トラ民画)として言及 | 確認文化的な素材(場面ではない) |
Photo: Pexels
今行くならこの4か所
① 北村韓屋村(プッチョン)
地下鉄3号線・安国(アングク)駅2番出口から徒歩約10分、坂を上がります。入場無料。韓屋は個人の住宅なので中には入れません。映画の静かな路地とは違い、昼は写真客で混みやすいです。雰囲気を近づけたいなら朝か夕方がおすすめ。ここがいちばん伝えたいポイントで、後半の「特別管理区域」のルールがそのまま適用されます👇
② 駱山公園(ナクサン)・ソウル城壁路
地下鉄4号線・恵化(ヘファ)駅2番出口から坂を上がって約15分(約630m)。無料・24時間利用可。表の「ルミとジヌの2回目の出会い」は、まさにこの城壁沿いの道がモチーフです。公式コース「城壁路2区間」は恵化門〜興仁之門の約3.2km、所要約1時間、最高点は標高124m。北亭村や梨花洞壁画村も通りますが、実際に人が住む住宅街で騒音の苦情も出ています。写真だけ撮って静かに離れるのがマナーです。
Photo: Pexels
③ Nソウルタワー
南山オルミ(無料の斜面エレベーター。地下鉄4号線・会賢駅1番出口から徒歩約2分、ケーブルカー乗り場まで直結)を使えば、入場料なしで山頂広場まで行けます。ケーブルカーは大人往復おおよそ₩15,000前後・子ども往復おおよそ₩11,500前後、所要約3分、営業はだいたい10:00〜23:00(料金・時間は予約前に再確認)。混雑時は30〜60分待ち、週末夜は90分超えることもあります。オンラインチケットは発券機の列は飛ばせますが、乗車待ちは避けられません。広場自体は無料で、有料なのは展望台だけです。
Photo: Pexels
④ 景福宮(キョンボックン)
地下鉄3号線・景福宮駅5番出口すぐ。入場料は大人₩3,000。19歳未満・65歳以上は無料(外国人観光客向けの区分)。韓服(上下セット)着用なら無料ですが、ワンピース風の簡易韓服や上着だけ・ジーンズ+チョゴリだけの組み合わせは対象外なので要注意。火曜日は休館。守門将交代式は10:00と14:00、光化門側の衛兵交代は11:00と13:00(大雨・大雪で中止のことも)。覚えるのは開館時間と火曜休館だけで大丈夫です。
Photo: Pexels
行かなくていい場所と、その理由
海外ガイドはだいたい「10か所回ろう」系のリストです。でも正直に言うと、次のスポットは今行っても得られるものがほとんどありません。
- ソウルオリンピック競技場……2023年8月から改修工事中。完成予定は2026年末、再開は2027年以降(その後も野球の仮本拠地用途など)。いまはほぼ工事現場で、見るものがありません。
- COEXの「WAVE」……かつて話題になった3D水槽映像は常設ではなく、上映スケジュールも出ていません(2020年5月の期間限定アートがネットに残っているだけ)。巨大スクリーン自体はありますが、広告ループが流れる程度。ついでならOK、専用の移動は不要です。
- 清潭大橋……漢江の橋の中で、歩道が一切ない橋です。歩いて渡れません。最寄りは7号線・紫陽(チャヤン/旧・トゥクソム遊園地)駅。英語マップに旧駅名が残っていると迷子になります。
- Nソウルタワー下の「アリーナ」……そもそも実在しません。展望台チケットを払っても買えるのは景色だけです。
もうひとつ。明洞を「聖地」として歩くこと自体は自由ですが、ここはもともとソウル有数の繁華街です。KDHのための特別な演出があるわけではなく、普段どおりの明洞が広がっているだけ、という点を覚えておいてください。
Photo: Pexels
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北村の特別管理区域——罰金が出るルール
これが今日いちばん伝えたいことです。北村韓屋村は、韓国で初めて指定されたオーバーツーリズム特別管理区域です。
- 赤色区域:北村路11キル周辺、三清洞・嘉会洞の一部(正読図書館裏手)など約34,000㎡
- 観光目的の出入りは10:00〜17:00のみ。17:00〜翌朝10:00は禁止
- 違反すると罰金最大₩100,000(最大半額まで減額される場合あり)
- 黄色区域(北村路12キルなど)はモニタリング対象で罰金なし
例外は、住民とその同伴者、区域内の店舗利用者、宿泊客、単に通り抜けるだけの人です。ただし店で買い物したあとに長く滞在して周辺を撮影・徘徊すると、「観光」とみなされることがあります。
ツアーに入る必要はある?
結論から言うと、基本は不要です。「今行くなら」の4か所は地下鉄だけで十分回れます。公式確認された場所自体も多くありません。ツアーが向くのは、①韓国語や地下鉄に不安がある方、②城壁路の歴史解説まで聞きたい方——このあたりです。「場所を見つけるためにガイドが必須」ではありません。
聖地巡礼ブームの数字について、正直な話
公開後の航空券予約が世界で約25%増(Trip.com Group経由の報道)、その夏のチムジルバン・サウナ予約が増えた(Klook経由の報道)、2026年7月のソウル外国人旅行者は約161万人で前年比+20.8%(政府統計として報道)——といった数字がよく引用されます。いずれも二次引用として扱い、この記事が一次検証したものではありません。
面白いのは、ExpediaのUnpack '26「聖地巡礼で人気の行き先」リストに、韓国もKDHも入っていないことです。海外メディアでは話題なのに、公式情報と現地ルールを分けてきちんと書いている日本語の案内はまだ少ない——それがいまの実情だとミナは見ています。
よくある質問
Q. KPop Demon Huntersの「撮影地」は本当にある?
厳密には「撮影地」はありません。フルCGアニメなので実写ロケはありません。ここで紹介しているのは「美術チームが取材・参考にした実在の場所」です。
Q. 劇中のチムジルバン(風呂屋)はどこ?
実在しません。監督が記憶する1980年代ソウルの風呂屋イメージを合成した、完全に創作の場所です。
Q. Nソウルタワー下の「アリーナ」に入れる?
入れません。劇中だけの設定で、実在しません。展望台で買えるのは景色だけです。
Q. 北村で写真を撮っただけで罰金になる?
いいえ。対象は赤色区域内で17:00〜翌朝10:00に観光目的で滞在した場合です。日中の見学・撮影自体は問題ありません。夕方以降は特に注意してください。
Q. 明洞はわざわざ行く価値がある?
食事や買い物で行くならそのまま楽しんで大丈夫。でも「聖地巡りのためだけの立ち寄り」としては、特別な演出はないので優先度は低めです。
Q. ワールドツアーはソウルに来る?
コンサートツアー自体は発表されていますが、都市・日程は執筆時点では未発表です。ソウルで開かれたポップアップ店舗はすでに終了しています。旅行計画に組み込む前に、Netflix公式のツアーページを直接確認してください。
出典
Netflix Tudum公式ロケーションガイド(美術クレジット付き)/韓国日報など北村特別管理区域・取り締まり報道/鐘路区の区域・時間帯・罰金規定/外国人旅行者数・航空券・チムジルバン予約の報道(二次引用)/Expedia Unpack '26/Netflix公式ツアー・続編関連ページ
写真:Pexels(無料素材。映画のスチールや公式アートワークは使用していません)




























































