アンニョンハセヨ~!
毎日エデュケーション ソウルデスクです。
今回はタイトルの通り、
≪通訳・翻訳士になるには・・・≫というお題です
日―韓
韓―日の通訳・翻訳をベースとしてご紹介をしていきます。
まず、プランとしては
韓国で大学付属の語学堂に通う
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(韓国の大学院に入るための予備校に通う)いわゆる「학원」に通います。
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韓国の翻訳・通訳学科がある大学院に通う
(韓国国内では、韓国外国語大学、梨花女子大学、ソウル外国語大学院、釜山外国語大学、済州大学)
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通訳・翻訳士になる(お仕事をもらうようになる)
ざっくりとご紹介してしまいましたが、
こちらのプラン、かなりハードルが高いです。
語学堂6級を卒業(プラス TOPIK6級取得)したということにして、
韓国の大学院に入るには専門的な知識も必要なため、
かなりの努力をして半年、
ほとんどは2~3年程大学院に入学できるまで時間がかかります。
ただ、大学院に入ってしまえばコネが出来るので仕事は入ってくるようになりますが、
通訳士も翻訳士も専門知識と経験・実績が最大の武器でありアピールポイントとなっていますので、
まずは学校に貼り出されている通訳・翻訳のアルバイト募集を確認したり、
積極的にボランティアで通訳・翻訳のお手伝いをしたり・・・と少しずつ力をつけていきましょう
また、自分が得意とする専門を明確にしてくこともポイントです。
例えば、「医療」「金融」「経済」「法律(民事/刑事)」「芸術」などなど、分野も様々です。
その為、TOPIK(韓国語能力試験)6級持っていますとか、
〇年以上韓国に住んでいましたなどといった経験や高い語学レベルを持っているからといって
すぐに通訳士・翻訳士になれるものではないのです。
コネが出来れば仕事が入ってくるようになるとお伝えしましたが、
韓国は特にコネ社会ですので、人脈を広げることも忘れずにしましょう。
私は以前、日本語が出来る韓国人オンニに頼まれ日本語に訳した書類が間違っていないか見てくれと頼まれたことがあります。
他にもカフェで出会った日本語勉強中の韓国人オンニにも日本語の書類を韓国語に直してくれと頼まれたり・・・・(笑)
こういう小さな出来事から大きなことに発展することもありますし、どこで何が起きるかわかりませんので、
たくさんの人と出会うようにしてみてください。
そのうちきっと「あなた」を探して来る人も出てくるはずです。
また、プラン中にある、
語学堂を卒業→予備校に通うという順序ですが、
「語学堂が午前中に終わるから予備校は午後に通えば時間短縮できるのでは?」と考えがちですが、
語学堂を通っている時は語学堂の勉強に専念してもらいたいです。
また、予備校も午後だけあるのではなく午前中から授業があるところもありますし、
語学堂と予備校の両立は難しいと思います。
(語学堂6級卒業レベルの方が予備校に通って自分の韓国語の出来なさに驚いたという話を聞いたことがあります。)
たった4時間の語学堂の授業ですら疲れてしまい(集中して授業に取り組むと)、
午後に宿題と復習予習をするのでいっぱいいっぱいでした。
今日学んだことを再度学ばなくても良いように、語学堂に通っている間には語学堂の勉強に集中するのが理想だと思います
もちろん本を読んだり新聞を読んだりすることくらいなら語学堂に通いながらでも出来ますよ。
私が韓国留学をする前は英語を専攻しており、その中でも「通訳コース」に在籍していました。
通訳の先生は20代の半分はアメリカで過ごし、日本に戻ってきても通訳の仕事が入ってきたのは30代過ぎてからだとおっしゃっていました。
経験や実績、人脈は何年もかけて少しずつ築き上げるものですから、
どうか빨리빨리(早く早く/パリパリ)せずに、自分の専門分野の知識の向上、最先端の情報収集などなど自信を持って通訳・翻訳できるように準備をしておきましょう。
最後に・・・
予備校・大学院に通うから通訳士・翻訳士になれる!といったわけではありませんのでご注意ください