魔法使いと黒猫のウィズのよさは、なんといってもストーリーに入っていきやすいことだと思います。
小説の中でも誰でも親しみやすいようないわゆる「ライトノベル」形式で物語が進行していきます。
各エリアの最初と中盤で物語ががらっと動くときと最後に小説が出てくるのですが、毎回楽しみになっています。
プレイヤーである自分自身も「キミ」として登場して出てくるので、まるで自分が物語の主人公になった気分になれるのも楽しいです。
ストーリーの導入もかなり自然なので、違和感なく入っていけるのが嬉しいです。
ところどころにギャグが散りばめられていたりするので、思わず笑ってしまいます。
ですがシリアスな場面や、ボスと対峙して緊迫感がある場面も多いですので、メリハリがついていて飽きずに楽しむことができます。
タイトルにもなっている、「黒猫のウィズ」というキャラクターが非常にかわいく、憎めない性格なので、ついつい愛着が沸いてしまいます。
小説を間に挟むことで、出てくるキャラクターの性格を想像しやすくなるので、ゲームを進めていくうちに特定のカードのキャラに親しみを覚えるようになります。
ゲームについているオマケ小説というレベルではない、ハイクオリティなストーリーです。
