語彙力ノートの本文は「40000語以上はアップできません」という規制のためアップできませんでした。
いくら内容を減らしてもこの表示が出続けるため、
残念ながらブログでは公開できませんでした。
あしからず。
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①「想像力」は「創造力」
何事を成し遂げるにもいえることですが、想像力(Imagination)の欠けた人は必ず限界に行き当たり、それを乗り越えることが出来ずに終わります。これは語学の習得において特に強調しておかなければなりません。なぜかといえば、人間のみが創り出した「ことば」というすばらしい武器は、まさに想像力の固まりだからです。
「ことば」によって人間は何千年にもわたる知恵を後世に伝えてきたのであり、時には「愛」を語り、またある時には戦争のきっかけを作ったりしました。
旧約聖書に書かれているとおり、「始めに言葉ありき」であり、言葉は人間の文化そのものと言っても過言ではありません。従って「言葉の数」=「語彙」の多い人ほど物事の理解の範囲を広げることができるし、豊かな想像力を手にすることができるし自分自身の考えを表情豊かに人々に伝えることができるのです。
これからは「個性の時代」といわれますが「言葉」の豊富さを抜きにして「個性」は絶対に語れません。
本書に登場する生き生きと脈打ち、きらきらと輝くことばをちりばめた例文を何度も声に出して読みながら、キーワードの意味を想像してみる作業は何にもまして決定的な要素となります。まことに想像力は創造力につながるのです。
②子供のころ私たちは天才だった
本書は読むための本ではありません。作業のための本です。 読み、書き、声を出して発音練習することによって初めて効果を表すよう編集してあります。 生きた語彙力の獲得は受け身の学習姿勢からではなく、言葉との積極的な関わり合いの中からしか身につかないからです。かつて子供であった私たちは毎日数十個の語彙を獲得し、年間数千の語彙を身につけていました。私たちは語学の最も優秀な学習者でした。
なぜでしょうか?その理由は三つあります。
一つ目は小さな子供であった私たちは言葉を単なる言葉としてではなく、イメージに置き換えて理解し、把握していたからです。
「黒い仔犬」「お母さんの膝」「赤い傘」は具体的にイメージできたからこそ私たちの語彙となりました。だから、子供のころの私たちには見たことのないものの言葉は理解できませんでした。したがって、記憶もできなかったのです。
二つ目は子供のころ、私たちは目が覚めてから眠るまで常に「質問箱」のように「なぜ?」を繰り返していたからです。WHYと問いつづけることは人間を天才にする原動力です。
子供は質問の天才といいますが、まさに私たちは天才だったのです。
三つ目は間違いをまったく意に介さなかったからです。発音の間違い、文法の間違い、数の間違いをものともせず、私たちは飽くことのない熱心さで新しく習い覚えた言葉を使って自分の考え、経験を周りの大人たちにうるさがられながらも発表していました。間違いの山を築くことで、私たちは生き生きとした豊かな語彙を獲得していったのです。
不幸はいつの日からか、私たちが言葉を血の通わない「意味」で捕らえ始めたとき、「なぜ?」と自問したり周囲に質問することをやめたとき、「間違える」ことを恥ずかしいと思い始めたときから始まりました。
その時点で私たちの「知的成長」も止まってしまったのです。
この意味からも、いわゆる「受験勉強」の犯罪的な役割はすでに明らかです。
①時間内に結果を出すことを旨とする「受験勉強」は、言葉の意味の後ろに広がる豊かなイメージの世界を探検する時間も、心の自由も許容しません。
②合格技術の修練に他ならない「受験勉強」は、人間を知的に成長させる原動力とも言うべき、至極真っ当な「なぜ?」という問いかけを圧殺する役割しか果たしません。
③問答無用の丸暗記と4択問題の技術鍛練を強いる「受験勉強」は、「間違い」を十把ひと絡げに機械的に「間違い」としてしか認めず、「間違い」の中に宝石のように存在するすばらしい可能性を評価しません。
したがって、飛躍的に語彙を増やしたいとあなたが望むなら、まさに「受験勉強」とは反対のことをやればいいのです。
つまり、
(1)「ことば」を字面・意味面だけで「理解した」と思い込まず、その「ことば」に凝縮されている豊かなきらきらとしたイメージで捕らえること。
(2)常にWHYと自問すること。その「ことば」がなぜ、その意味を持つのかを考えること。そしてその答えを見つける方法を探ること。言い換えれば、想像力を磨くこと。
「時、場合、場所」をわきまえず「なぜ?」と自分にも他人にも尋ねることに飽きないこと。
(3)そして、文法や用法の間違いを恥と思わず、習い覚えた「ことば」を積極的に使ってみること。 間違いを恐れ、恥ずかしがる人には成長も成功もあり得ません。
③いつも「声」を出しましょう
本来「ことば」は口から耳へ伝えられる伝達の手段として発達したものです。「ことば」とは紙に書かれたものではなく、口から耳に伝わり、脳を刺激し、想像力の翼を使って自由に世界を飛びまわるために神から人間に与えられた魔法の力なのです。
したがって、声に出して発音もせず、耳で音声を聞き取らない言葉の学習ほど、ナンセンスなものはありません。
言葉の音声の中に込められたDENOTATION「直接的な意味」とCONNOTATION「そこから派生した意味」に注意を払い、想像力を駆使しながら自分の中でそれが生き生きとしたイメージに成熟するまで声に出して発音練習を繰り返すこと、これはとりわけ大切です。英語にも「言霊」はあるのです。英語ネイティヴでもない私たちが不十分な発音しかできないのは当たり前なのです。気にすることはありません。
④持続することこそが最高の「保証」です
また、本書の各ドリルは繰り返しですが、これは周到に計画された「科学的反復」の作業です。飽きずにペンと紙を用意して毎日続けましょう。 毎日一定時間を自ら確保して1レッスンづつ鉛筆あるいはペンを持って、中断せずにこの作業を持続することです。 作業を始めて数週間後、あなたは自分の記憶力に驚くに違いありません。まさに「持続は力なり」です。
「好きこそ物の上手なれ」。
本書を十分活用して、生き生きとした語彙のダイナミズムをあなたのものにされることを心より祈念します。 瀬尾はやみ
iv The Preface
If you are reading this book, then probably you are already an advanced learner of English. Therefore, you should know that it surely is not necessary for you to master every word herein, nor even every root or suffix. But if you could learn, remember and use even 10% of them, then you would have substantial progress ---- substantial!
If you are using this to prepare for the TOEFL, you can be guaranteed that these types of words will appear on it. Being able to infer a word’s meaning based on what you learn from this book will definitely increase your chances of scoring better. If you can master the meanings, patterns and usage of most words in our book, then you will have greater knowledge of formal English than most educated speakers of English ---- native or nonnative!
Good luck and enjoy! This is not a test!
*A word about the phonetic transcriptions.
It has been our experience that with the exception of linguistics, even seasoned, veteran students of English aren’t familiar with the International Phonetic Alphabet (I.P.A).
Rather than have you consume valuable time consulting your dictionary, we have used our own simple transcription system, which mirrors careful, realistic, Canadian speech patterns.
Gregg McNabb
⑦暗記の科学八つのポイント
本書は8つの工夫をこらしました。
第1は、語源を明らかにしたうえで互いに脈絡のないばらばらな英語を機械的に暗記するのではなく、それぞれの生い立ちを探り、一見関係のないように見える語彙のあいだの有機的関連を示して言葉の奥に隠された生い立ちと歴史を解き明かしました。
第2は「言葉はその言葉の持つ意味だけを表すのではなくその言葉が代表するアイデアを象徴するシムボルである」という観点から、語彙を互いに切り離された「暗記するべき対象」ととらえるのではなく、CONTEXT(kon-TEXT)「文脈」の中で「生きた英語」として理解することにより、あなたの記憶のなかに「半永久的に」定着するよう工夫をこらしました。
第3は、同じ語彙を別のCONTEXTの中で提示しました。その中で違った角度から語彙の意味を示し、その言葉が本来持っている直接的なDENOTATIONS(dee-no-TAY-shunz)「定義」に加えて、豊かに色付けされたCONNOTATIONS(kon-no-TAY-shunz)「定義に入りきらない言外の意味」を'GUESS WORK'「類推作業」を通して探ることによって語学習得には不可欠のIMAGINATION「想像力」を刺激する工夫をこらしました。
第4はSample Sentences「例文」をできるだけ身近な題材から選びました。そうすることで、KEY WORDSをGUESS WORKすることがより自然になり、かつ生き生きとイメージされることをねらいました。
第5は語学は反復練習により一層効果が確実になることを考慮し、これまでの機械的反復暗記ではなく、科学的反復により語彙の定着を確実なものにするよう工夫をこらしました。
第6はTRIAL & ERROR「試行錯誤」の繰り返しが語学習得において忘れてはならない要点であるとの観点から創造的試行錯誤のための問題を数多く用意しました。
第7は言語が本来紙に書いた言葉ではなく、口から耳へ伝える意志疎通の道具として発達したことを考慮して音声面の練習を特に重視し、発音記号も従来の難解で国際的にもあまり使われていないものを排して、より一般的なものを採用しました。そして更にその効果を確実にするため、テープ教材も用意しました。
第8は外国語習得に母国語を介在させることが好ましくないという観点から極力日本語の使用を押さえ、章を追うにしたがって日本語の説明の文を減らし
DENOTATIONS/CONNOTATIONSをPARAPHRASE(PAR-a-frayz)「言い換え」するよう工夫しました。
なお、Sample Sentences「例文」、Phonetic Symbols「発音記号」の校正および音声テープ作成は京都教育大学のGregg McNabb先生にお願いしました。
i i i 本書の使い方
本書は教師の助けを借りずに自分自身で簡単かつ飛躍的にあなたの英語の語彙を増やしていくための教材です。つまり、あなた自身があなたの教師となって膨大な言葉の森を迷わずに探検するための本です。だから本書に取り組むことを、「こなさなければならない勉強」とは考えないでください。これはあなたの知的好奇心を刺激し、自力で更なる言葉の探険に向かってもらうためのゲームの出発点として考案されたのですから。
しかし勿論、本書を最も効率よく利用するためにはいくつかの最低限守っていただかなければならない約束があります。その約束を4つ、下に書いておきました。
よく吟味してから始めてください。
i i 本書の特長
④初めに言葉ありき
人間が人間であるための必須要件、それは「ことばを自由に操れる」ことです。人類は「ことば」によって文明を築き上げてきましたし、地上を征服してきました。人間と他の動物を分けている決定的な違いは、人間のみが「言語体系」を持ち、微妙で複雑な情報を時空を超えて正確に伝える能力を持っていることです。
⑤英単語は八十万語 日本語は三十五万語
世界で英語ほどダイナミックに発展し続ける言語は他にはありません。英単語は毎年増え、現代では総語彙数は八十万語(一説では百万語)を越えています。日本語の語彙数がほぼ三十五万語と言われていますから、その多さも想像がつくでしょう。
英語のほうが日本語よりも「圧倒的に」語彙が豊富なのです。したがって、物事の正確な表現を心がけるならば、日本語より英語を使う方がはるかに有利であるといえるでしょう(日本人の学者でも政治家でも、アメリカのインテリと議論していつも負かされているのは、偏に「語彙力の差」にあることを知らない人が多いのです)。
しかも、その八十万語のうち、70%以上がギリシャ・ラテン語に源があり、その語源を「理解」するだけで一見無関係に見える単語間の有機的な関連を見破り、語彙の大部分を身につけることができるのです。
さらに、この方法で覚えた単語は完全にあなたの血となり肉となって、記憶から抜け落ちることは決してありません。あなたはそれを必ず実感することになるでしょう。
⑥成功した人と語彙の関係を表すデータ
現代では、語彙の豊富な人ほど成功のチャンスに多く恵まれます。もしも他の条件が等しければ、学業面ばかりでなくビジネス界に入っても専門職であっても、成功する可能性がより高いのです。
ボキャブラリーテストで高得点を獲得する人は知能面でも平均以上の人です。語彙と学業成績・ビジネス・専門領域との密接な関係を示す証拠をお見せしましょう。
この分野での第一人者であるスタンフォード大学のLewis S. Terman教授の調査では、スタンフォード/ビネットI.Qテストで行われるボキャブラリーテストは知的レベルを測るテストとして最も信頼性の高い手段だとされています。
イリノイ大学で新入生対象に行われるボキャブラリーテストではその得点状況から、以後4年間の学業における成功―失敗―を極めて正確に予測したデータが蓄積されています。
他の多くの大学でも新入生は実験的クラスに振り分けられ、英語の語彙力を伸ばす訓練を受けていますが、このクラス出身の学生はトレーニングを受けなかったほかの学生に比べて、2年生・3年生・4年生と進級していく中ではるかに学業面での成功が著しいことが証明されています。
学生の到達度を測る専門機関、The Human Engineering Laboratoryが大規模大学のビジネススクール4年生100人にボキャブラリーテストを行ったところ、そのテストを受けた100人の5年後の進路調査は、驚嘆すべき次の2点の数値を示しました:
グループ最上位10%は一人残らず企業のエグゼキュティヴ(取締役)になっていた。
グループ下位25%のうちエグゼキュティヴの地位に就いているものは皆無であった。
あらゆる年齢のあらゆる階層の何万人もの人々にテストした結果、この研究所は次のことを発見したのです:
社会的に成功を収めた人に共通する唯一の特徴は言語の非凡な把握力であり、男女を問わず最も高額の収入を得ているのはボキャブラリーテストで最高得点を挙げた者である。
研究所所長のDr. Johnson O’Connor博士の言葉は、真剣に考慮されるべきでしょう。
いわく、
「企業のトップや他の分野の傑出した人物の共通した特徴が巨大な語彙力である理由は何だろうか。その答えは結局、言葉こそが他人の考えを的確に把握し、自分の考えを形成するもっとも強力な道具だ、という至極単純な事実なのだ。つまり、言葉こそが、言葉だけが思考の武器なのである」
これからあなたが始めようとしているページは、あなたを成功に導くもっとも強力な武器、「ワードパワー(Vocabulary)」のストックを減らすことなく増やし、世界があなたに語りかける情報を的確に把握し、あなたの口から発せられる一言一言に人々が注目し、あなたの世界を飛躍的に広げ、あなたを変身させるための青写真を示してくれるでしょう。
この作業を始めて1週間後あるいは2週間後、あなたはもはや元のままのあなたではありえません。
この本を使ってシステム的にWord Powerを獲得することで、あなたは人間的な満足と自己実現の、予想を上回る効果を手にすることができるのです。それは決して禁欲的な苦しい作業などではなく、心地よい、わくわくする喜びとなるでしょう。
瀬尾はやみの
The SUPER WORDPOWER
i はじめに
①あなたは自分の英語能力に満足していますか?
あなたはこれまであなたが受けてきた日本の英語教育に満足していますか。あなたの英語能力はあなたが費やした時間と努力に見合うだけの質を獲得していますか。
NOと答える人が大多数だと思います。では、なぜあなたの英語運用能力は期待したほどの伸びがなかったのでしょうか。
あなたは努力不足だと思いますか。学生時代、一日平均1時間も2時間も英語を勉強してきたあなたが「努力不足」だというのでしょうか。それともあなたの勉強方法に間違いがあったのでしょうか?
②単語を暗記するのに苦労したことありませんか?
しっかりとした文章を組み立て、相手の言うことを理解するために「英文法」が大切なことはいうまでもありません。でも、ちょっと待ってください。英文法の前に、もっと大切なものを見過ごしていませんか?
「英語」の意味を理解できなくて、自分の考えを「英語」にできなくて、文法ができたところで、それに何の意味があるのでしょう?
そうです、「英文法」よりももっと基本にあるものが、ワードパワーつまりVOCABULARY(単語力)なのです。
ところがこの分野は私たち日本人にとって極めて不得手な分野の一つです。英語の成り立ちが日本語とはまるで違っているからです。あなたはこれまで英単語を覚えるのに苦労したことはありませんか。暗記しても暗記しても、次の日には忘れてしまっていることの繰り返しに自信喪失してはいませんか。ひょっとして自分は頭が悪いのではないかと思っていませんか。覚えては忘れ、自信を削がれていく悪循環に苦しんでいませんか。それは決してあなたの努力が足りないせいでも、ましてやあなたの頭のせいでもありません。
「やり方」さえ変えれば、そして英語への尽きることのない情熱さえあれば十分なのです。
③「暗記」を科学しよう。
21世紀に生きて行く私たちにとって英語運用能力はコンピュータリテラシーとともに欠かすことのできない「生き残り」(survival)のための最低限の能力であることは間違いありません。誰も彼もが「国際化」のためには英語が必須条件であると認め、全国の書店には英単語の本が山積みされています。そうです、英語の達人になるには「英単語」を征服しなければならないことにみんな気づいているのです。
でも、よく見れば「必要な単語」を系統的に網羅してはあっても、暗記の方法を科学した教材が皆無に等しいのはなぜでしょう。
アメリカを始め、諸外国ではMNEMONICS(nee-MON-ics)「暗記学」は確立された学問分野です。でも、わが国では「暗記の科学」はほとんど未発達のまま放置されています。
これは理屈に合わないことではないでしょうか。
では、私たちは豊かで生きた英語の語彙力を身につけることを諦めなければならないのでしょうか。
何もかも犠牲にしなければならないほどそれは難しいことなのでしょうか。
もしもあなたがそう考えているとしたら、それはまったくの見当違いと言わなければなりません。
暗記のメカニズムを「科学」しさえすれば、あなたはたいした苦労もせずに、しかも驚異的な速度で、そして一生消えることのないワードパワーを身につけることができます。
それは、私自身の経験でもありますから、私はあなたに約束します。前書きに書かれてある簡単なルールを守って取り組んでいけば必ず英単語は暗記できるのです。
私は本書が英語への情熱を燃やしながらも、空しい努力に疲れてしまっているあなたへ贈る福音の書だと確信するものです。