息子の初恋Yちゃんが引っ越し後、再び連絡を取り合った次の日の出来事です。
週末、私はソウルのカンナム付近で今年最後の忘年会があり、参加してきました。
夫と子供達は私をカンナムに降ろしてくれた後、近くで遊びながら私が終わるのを待機。
忘年会の場所がちょうどYちゃんが引っ越した場所から近く、息子がカカオトークで
「今Yちゃんが引っ越した地域の近くだよー」
と連絡したらしく、忘年会が終わり家族と合流すると夫から
「何かYちゃんと今から会う事になったみたい…
」
と一言…
どゆこと
訳が分からずYちゃんに電話をかけると、代わりに出たのはYちゃんのお父さん。
「娘が会いたがってるので、これから娘を連れてそちらに向かいます。」
とのこと。
家族で待ち合わせのカフェに向かい、皆でソワソワしながら待っていました
「今後うちの娘に連絡しないで下さい！」
と言われるパターンも想像していましたが、現れたのはとっても優しそうなお父さん。
お互いこのワケワカメな状況に苦笑いしながらも初めましての挨拶
子供達は恥ずかしがりながらもとても嬉しそうでした。
お母さんが一緒じゃなかったので
「お母さんはまだ仕事中なんですか?」
と聞くと
「実は妻とは離婚したんです。」
………
私達夫婦は一万ボルトのショックを受けました
急に親同士が会う展開になり
「ソウルに引っ越されたのは教育のためですか？」
とか
「こんな高級街に引っ越せて羨ましいです〜」
みたいな馬鹿げた会話を準備していた私たち夫婦は、まさか初対面1分後にこんなショッキングな話を聞くとは思わず、言葉を失ってしまいました
「娘が“僕について行く”と言ってくれたので、会社の近くに引っ越したんです。引っ越しも急に決まって、友達とちゃんとお別れする時間もなかったから…こうして会えて、すごく喜んでいました。」
心臓に大きな穴が空いたような気持ちでした。
夫婦の事情は分かりませんが、Yちゃんにとってはきっと人生で一番悲しい出来事だったはず…
新しい学校、新しい友達、新しい家庭環境。
前とは変わってしまった環境の中で、とても複雑な気持ちだったと思います。
そんな時に息子に連絡をくれたのだと思うと余計に気持ちが…
息子には詳しい事は話さず
「これからもYちゃんと連絡を取り合って、今の環境に馴染める様に沢山励まして応援してあげなよ。」
と伝えました。
お父さんとは初めましてからディープな話を交わし、気づけばすっかり打ち解けて、父親同士で連絡先を交換。
「今度は是非一緒にキャンプでも
」
なんて話をしながら、お別れしました
まったく想像していなかった展開に、終始あたふたしていましたが、息子とYちゃんがこれからも、末永くお互い励まし合える良い関係を育んでいけたらいいなと思います
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