某企業のGoogle手動ペナルティと順位回復の軌跡

某企業のGoogle手動ペナルティと順位回復の軌跡

【SEO関連】Google手動ペナルティから順位回復までの軌跡を掲載してます。今後の掲載については、未定です。

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こんにちわ!
某企業のSEO担当者の西口です。

今回は、一旦区切りを付けて今まで掲載してきた内容をまとめたものを掲載致します。

○手動ペナルティ解除
Googleからの手動ペナルティは、基本的に外部リンクを購入しなければ発生しないペナルティとなります。
Googleは、以前からユーザーから評価されるサイトであれば自然にリンクは増加すると伝えております。

ただ、過去はリンク数が多ければ評価をして上位表示していた経緯もありますので
運営暦が長いサイトほどSEO業者購入したリンクが多く外して頂けないリンクも多く存在します。

過去はよかったが、現在となってはこの外部リンクが悪質だと判断された場合
Googleからペナルティを受けてしまい解除するためには、Googleが悪質と判断しているリンクを探し出し否認をする必要があります。
だが、そのリンクをGoogleは公表していないので対象サイトに張られているリンクを全て確認しながら精査する必要があるため膨大な時間が掛かってしまいます。

リンクを精査する上で、ウェブマスターツールでもリンクの数が多いと全リンクを表示できないため見つけたリンクを精査した上で精査を行い、Google手動ペナルティ解除申請を行ない続ける必要があります。Google手動ペナルティ解除については、外部リンクの量もありますが担当者の根気強さが解除の近道だと思います。

また、リンク精査中に少しでもグレーなリンクを残しておくと実はその外部リンクが原因となって永遠に解除されないケースもありますので気を付けなければなりません。


○順位回復
Googleの手動ペナルティ解除のみの施策をしただけでは、単純に外部リンク評価が無くなってしまうため手動ペナルティ解除後は、思った以上の順位回復が見込めない可能性が高いです。

順位回復させる方法としては、否認した外部リンクの数だけリンクを改めて貼る方法と
内部構造(内部リンク含む)を強化して、サイト力を高めるの2つだと思います。

1.外部リンクを張る方法
こちらは、新しく外部リンクを張るということは再度クリアにした外部リンクを
有料にて購入する方法となる可能性やユーザーリンクの張り方次第では手動ペナルティを受ける可能性があります。

2.内部構造の強化
サイト運営暦が長いサイトであれば、構造を変更するのは簡単なことではありません。
サイトが大きいとディレクトリ構造も変更することでURLが変わったりと細かい部分で
制作リソースを大きく使うことなります。

私はSEO担当として、再度Googleより手動ペナルティ頂くのはを大きなリスクと感じるため
時間とリソースを大きく使うかもしれませんが、内部構造の強化が未来的にはリスクが無いと思います。


○まとめ
Googleの手動ペナルティを頂いた場合は、一度サイトと向き合い
サイト構造をよりよい形として、特定のキーワードとテールワード及びスモールワードからの
流入を増やす施策を実施しながら、真摯に外部リンク対応をすることで
手動ペナルティを頂く前より、良いサイトに生まれ変わっていると感じます。

今回、私がSEO担当として運営サイトを手動ペナルティ解除から順位回復に関わって感じたことは
地道に足元を固めていくことによって、サイト力を高め結果Googleからも良い評価を得られる!ということです。

○手動ペナルティ解除と順位回復動向の期間について
2012年06月手動ペナルティを受ける前の順位:1~5位
2012年07月~2013年03月|手動ペナルティ後順位:圏外
2013年03月~2013年05月|手動ペナルティ解除後順位:30位~50位
2014年05月~2014年09月|手動ペナルティ経過後3ヶ月後:11位~20位
2014年10月~2014年12月|サイト側にて、実装ミスが発覚:60位~70位
2014年12月~2015年02月|実装ミス修正後2ヶ月経過:11位~20位
2015年05月~2015年08月|内部強化と外部リンクを改めて精査後:4位~8位

手動ペナルティから約2年が経過した今だからこそお伝えできる内容かと思います。
正直、2年前と比べて順位は完全に回復したとは言えませんがほぼ回復したと感じております。

上記の期間中にSEO的に大きな実装ミスがあり順位を落とし戻すのに時間が掛かっております。

結論:順位落とすのは簡単だが、順位を戻すには倍以上の時間が掛かってしまう。
※手動ペナルティも同様

それでは、また機会がありましたら掲載したいと思います。