今月25日に発行しました小説・改訂版 『日本メデイア王の器』は、
○テレビ朝日買収騒動 (大株主によるルパード・マードックへの株売り渡し)
○フジテレビ買収騒動 (村上世彰氏とホリエモンによるニッポン放送株の買い占め)
○センチュリータワー(現・順天堂大校舎)の建築的価値とサブリース裁判
○モナコでのヨットビジネス
○大豪邸のゆくえ(現・鎌倉歴史文化交流館)
などがモチーフになっていますが、あくまでも小説でありフィクションです。
けれど、真実を知りたいという読者様もいらしゃるかもしれないので、
とくに創作の部分が大きい2点~
①美術収集、 ②モナコビジネス、について少しお話したいと思います。
赤尾一夫氏自宅(現・鎌倉歴史文化交流館)にあった仏教美術
センチュリータワーにあったミュージアム
① 小説のモデルであるメディア王 (赤尾一夫氏) は、高名な美術品コレクターでした。
小説の中では、クリスタル収集家として書かれていますが、実際に赤尾氏が収集していたのは「仏教美術」です。
彼の仏教美術への思い入れやコレクションの意味を私は理解していたつもりですが、
あれこれ書くのは、彼の心の最も大切な部分に触れることになるので控えることにしました。
②モナコのビジネスについて、メディア王 (赤尾一夫氏) が実際に手掛けたのは、
「クルージングビジネスのみ」で、
小説に書かれているホテル経営や美術品売買は全くのフィクションです。
また小説に出てくるビジネス用のヨット(日本ではクルーザーと呼ばれる)について
デザインは、実際にはノーマンフォスターに依頼しています。
そのヨットについては、以前記事にしました↓
「日本メディア王の器 ~マスコミ界頂点にいた男、その女と人間模様」
文川明美著 長編小説
#フジテレビ買収 #テレビ朝日買収 #メディアの支配者 #鎌倉歴史文化交流館元持ち主