社長の息子・バカボンはバカだ
従業員は休む際
ホワイトボードの予定表の
休む日に赤で名前を書く
土曜日はもれなく休みたいバカは
普通に書いていけばいいのに
何故か金曜の夜
皆が帰った後にこっそり名前を書いて帰る
土曜の朝にそれに気付いた従業員は
「またか・・・」とため息を漏らす
そんなサプライズいらんわ
そんな金曜の本日
営業・配達が長引き
18時過ぎに帰社した俺
事務所でただ一人待ち構えていたのは
ご機嫌斜めのバカ
俺が帰らないと
自分が名前を書いて帰れないので
機嫌が悪かったのだ
ほんとバカ
こっちまでむかついてきたので
必要最低限のデスクワークだけして
帰宅した
今度から土曜日全部に
バカの名前を書いておいてあげようと思う
俺って優しい
俺の家から
車で10分ほど離れた所で
高齢者の無理心中が発生した
足が不自由で寝たきりに近い爺さんを
婆さんが牛舎で使っていたゴムチューブで首を締めて殺し
自分は牛舎で首つり自殺
爺さんの枕元には
「おゆるし下さい」「なみあむだぶつ」と書かれたメモ
婆さんの部屋にあったノートには
自分自身の体力の衰えや
介護の先行きを悲観するような記述もあったという
医療の進歩で
平均寿命は延びる一方
俺は正直長生きしたくない
家族に迷惑をかけたり
外出先で年下の他人に
「クソジジイ」「早く死ねばいいのに」
とか言われたくないので
年をとればとるほど
生きにくい世の中だ
取引先に
天使すぎる事務員さん(今年二十歳)がいる
配達に行ったら
マスクをしていたので
「風邪ですか?」と尋ねたら
「ちょっといろいろありまして・・・」
と、気まずい理由がありそうだったので
深く聞くつもりはなかったが
俺と視線を外し、恥ずかしそうに
「寝坊したのでスッピンなんです」
との事
「遅刻しちゃいました」
とテヘペロな感じで言われ
なんかこっちが照れてしまった
「すっぴんでも可愛いですよ」
と言いたくても言えなかった
40過ぎのおっさんが言うても
キモ気持ち悪いだけですもんね
とある小学校へ
床のワックスの配達へ行った
職員室に入ろうとしたら
ちょうど年配の女性の先生が通りかかったので
「〇〇(社名)ですけど配達に伺いました」
と声をかける
するその先生は
職員室内にいた担当の先生に
「〇〇来てますよ」
と告げた
社名呼び捨て
出入り業者なので
確かに立場ははるか下だが
呼び捨てにするか普通
なんかカチンときたが
若くてすっげー可愛い先生がいたので
チャラとしたい