1月末から約3週間、実家の祖母の犬を預かった。

膝の手術で入院するので、退院するまでの期間である。


名前はモモ。
柴犬である。

動物を見るのは好きである。
ただ、飼うのは正直あまり得意ではない。

なので、最初の感想はシンプルである。
「…ちょっとだるいな」
である。

とはいえ、今まで一人で犬を飼った経験はない。
まあ、いい経験にはなるだろうと思い、引き受けることにした。


この犬、祖母が私の大学2年生の頃に飼い始めた犬である。

そして当時の私はというと、ちょうど彼女と別れた直後だった。

しかも、その彼女の名前が「モモコ」。
私は彼女のことを「モモ」と呼んでいた。

犬の名前と完全一致である。

最初は正直、犬の名前を呼ぶのに妙な気まずさがあった。
なんとも言えない、あの感じである。

ただ、人間は慣れる生き物である。
今では何の感情もなく、「モモー」と普通に呼んでいる。
人の記憶とは、実に都合よくできている。



実際に一緒に生活してみると、モモはかなり優秀だった。

おとなしい。
無駄に吠えない。
空気を読む。
頭がいい。

正直、面倒くさいことはほとんどなかった。
唯一あるとすれば、朝夕の散歩くらいである。

ただ、ありがたいことに、学生たちも散歩に行ってくれて、かなり助けられた。


3週間が終わり、モモを返す日が来た。

もちろん、自分自身も少し寂しさはあった。

ただ、それ以上に心に引っかかったのは、毎日のように散歩してくれていた学生の存在である。

その学生にとっては、自分以上にモモとの時間が日常になっていたはずだ。

実際、別れ際の様子を見ていて、少しこちらも胸にくるものがあった。

今回もまた、いい経験をさせてもらったなと思う。







男子長距離は現在、3/15日の立川ハーフに向けて調整中。

常時10人近くいた故障者は、現在2名まで減少した。
これはかなり大きい変化である。

加えて、
質の高い練習をこなせる人数が増えた。
練習の流れが安定してきた。
全体の雰囲気も上向き。

現場感としては、確実に前進している。



男子を見るようになって、まだ1ヶ月半ほど。

指導者が変われば、多少の反発があってもおかしくない。正直、そこは覚悟していた。
だが実際には、選手たちはしっかり受け入れてくれている。

これは本当にありがたいことである。



もちろん、たった2ヶ月で劇的に強くなるほど甘い世界ではない。

ただ、継続して練習ができている。
ここがまず、一番大事な土台である。

派手な変化はまだない。

だが現場の感覚として、少しずつ確実にいい方向には動いている。


まずは立川ハーフ。

一人でも多く結果が出てくれたら、チーム全体のモチベーションもあがってくるだろう。