選手名鑑
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アビスパ福岡

 

アビスパ福岡

 


2001年


監督 ピッコリ


1 GK 小島伸幸

福岡にどっかりと腰を据えてはや3年。ピッチ上でも、ゴールラインを通過するボールを見てもまったく慌てるそぶりがないほどその落ち着きぶりは光る。そういえばどこかのスポーツ新聞でなぜか競馬のコメンテーターを務めていたような記憶がある。


2 DF 河口真一

センターとか右サイドとかで割と見ていたし、新人にしては結構やるなと思っていたのだが、男前田加入後あたりに急に見なくなってしまったような気がする。福岡DFの平均年齢は高いので、そのうち出番は回ってくるだろう。


3 DF 藤崎義孝

見た感じ評価点「5」とか「5.5」ぐらいの実力を常に発揮する、古きよきアビスパ時代を代表する選手で、昨年もその真価を大いに発揮してくれたらしく、出場記録22試合にもかかわらず筆者の記憶に残っていない。


4 DF 小島光顕

福岡のDFラインを統括する重鎮・・・という表現がまったく似合わないセンターバック。32歳とすっかり年寄りで、ひたすら動くことを要求されるピッコリ戦術をうまく手抜きしながらコントロールする影の監督のように見える。


5 DF 三浦泰年

オフトジャパンで大トラウマを負ったはずの左サイドバックを見事に(?)務め上げた。考えてみればピッコリ大魔王のやり方ってすごく三浦の性格にあっているような気がする。年をとってもあれをやりぬけるのは皮肉でもなんでもなくすごい。


6 MF 篠田善之

なんでスタメンで使われていたのかよく分からない一昨年の反省を踏まえたか、昨年はあんまり姿を見かけることはなかった。藤崎と同じく古きよきアビスパ時代を代表する選手のひとり。ただし、このカテゴリーに属する選手はピッコリ大魔王の監督就任とともに絶滅の危機に瀕している。そういえば石丸がいない。


 MF 野田知

バデアとともに中盤の底を担当。一昨年はチーム事情からかウイングバックをやっていたような気がするが、やっぱりサパタと一緒に極悪プレーを披露していた中盤の底の方が生き生きとしていた。


8 MF バデア

昨季の福岡の心臓。とにかく一生懸命走って、走って、走りまくってボールを追い、散らして、散らして、散らして、フォローして、フォローして、フォローしてとご老体に鞭打って頑張っていた。もっとネタになりそうな選手だったはずなのだが、なんかすっごく感動系の選手に変身。


9 FW ヴィラジョンガ

モントージャのかわりに獲得。えらくインパクトのある名前だが、どうしてもチョンガーを連想してしまう。


10 MF 中払大介

古きよきアビスパ時代を代表する選手だったはずなのだが、ピッコリズムに乗せられて覚醒。冗談にしか思えなかった10番の背番号がすっかり似合う選手になってしまった。しかし、一昨年まであんだけしょぼいプレーしか出来なかった選手がいきなりこれだから、どっかで無理して星飛雄馬みたいにならないかという一抹の不安を覚える。


11 MF ビスコンティ

数年ぶりに日本の土を踏んだが、顔もプレーもすっかりおっさんくさくなってしまった。それでもしっかりと効いているのはさすがだし、年をとることを考えさせるというサッカー界に「老」という視点をあれだけ見事に持ち込ませたのもさすがだ。


12 GK 塚本秀樹

小島の移籍以来すっかり出番を失ってしまった。おかげで筆者の中では実力が未知数なままである。


13 DF 前田浩二


14 FW 山下芳輝

シドニー五輪代表世代のFWではもっとも買っていたFWなのだが、怪我などですっかり出番がなくなってしまった。今年は正念場だが、移籍したほうがいいような気もする。単純に考えれば服部とのポジション争いか。


15 DF 三好拓児

結構前からいるような気がするが、ほとんど覚えていない。すまん。


16 DF 平島崇

新人王候補とも言われていた、昨期の福岡「数うちゃ当たる補強」でホントに当たったひとり。上がったまま戻ってこないその姿はピッコリズムの浸透ぶりをうかがわせたが、はたしてそれに汎用性があるのか心配だ。


17 欠番

外国人用か?


18 FW 江口倫司

結構試合に出ているはずなのだが、印象にまったく残っていないのはなぜだ。


19 GK 尾崎勇史


23 MF 牛鼻健


24 MF 久永辰徳

古きよきアビスパ時代を代表する選手のひとりだったはずなのだが、ピッコリズムにより覚醒。サイドバックから中盤にコンバートされ、右サイドで頑張っていた。

右サイドで久永、左サイドで中払いが頑張る姿など、誰が想像し得たであろうか。


34 FW 服部浩紀

前線の削り屋。FWのくせに試合の流れ上まったく必要のないところでいきなり相手を削り、赤や黄色い紙を一生懸命集めてくれる、ある意味相手チームにとってはありがたい選手・・・でもないか。統計を取ったわけでもないけど、服部にやられて休まなきゃいけなくなった選手って結構いそうな気がする。今年も博多の森で猛威を振るうか。

もしもサイドバックとして育てられていたら・・・。


それ以外の選手

すまん、分からないのだ。


2000年


総監督 菊川凱夫

中央防犯時代からチームと運命をともにするマッチョ主義指導者。その割には選手に主義主張が浸透していないような気がするがそれはまあいい。問題なのは結果を出せていない指導者がなぜいつまで経っても居座っているのかということだろう。倉田コーチはトカゲのしっぽか!?


監督 ピッコリ


1 GK 塚本秀樹

予想通り小島にポジションを奪われてしまった。まだ若いから挽回のチャンスはあると思うが膝の怪我が持病と化しているらしい。怪我さえ治せばDFラインがガタガタだから小島がレッドカードで退場する場面もあるだろう。


2 DF 河口真一

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の一。試合出場のチャンスは存分にあることは確かだが・・・。


3 DF 水筑優文


4 DF 小島光顕

昨年フェルナンドと並んで福岡でもっとも苦労したと思われるいぶし銀のリベロ。無論今年もレギュラー確定。ただ貢献度は大だが無責任な外野的視点では、ヴィジャマジョールがいなくなって福岡のサッカーが面白くなくなった。


5 MF 三浦泰年

御歳35を迎えるにも関わらずもっとも福岡でエネルギッシュかつアグレッシブなプレーを見せる。いつの間にかプレースキッカーになっているが、昔からあんなに上手かったっけ!?


6 MF 篠田善之

全てにおいて5から5.5ぐらいのプレーを披露する選手。波もないが特徴もない。


7 MF 野田知

ボランチだがサイドを勤めることが多い。あんまりいわれていないことだがサパタとコンビを組んでいたダブルボランチはマリノスの屋台骨だった。三浦とのチームも悪くはないが、しかし腹筋だけが強くても人は生きてはいけない。


8 MF 石丸清隆


9 FW モントージャ

見たことがないので不明。しかし福岡のFWはオビク以降ハズレしかいないという歴史があるのが不安すぎる。


10 MF 中払大介


11 MF バデア

市原のフロントがバデア獲得に動いたときに、ザムフィールが「もっと若くてすごい奴が教え子にいるから、そいつを連れてくる」といってストップをかけたという噂がある。ちなみにそれで市原にきた選手がどうかというとそれは皆様御存知の通りである。


12 DF 藤崎義孝


13 MF 牛鼻健

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の二。名前からは想像もつかないほど顔立ちが整っている。


14 FW 山下芳輝

福岡の希望の星たるストライカーなのだがくすぶり気味。裏めがけてパスを出せる選手がひとりでもいればもっと活躍できそうな気もするが、福岡の歴史をひもといてみるとそんなパスが出せた奴ってマラドーナとトログリオぐらいしか見あたらない。いつまで遡ればいいんだ。


15 DF 橋口勝

セレッソにいたときに1試合だけ観たような気がするが、憶えていない。


16・17 欠番

どうせ外国人あたりを外したんだろうな・・・。


18 FW 江口倫司

神戸でまったく芽が出なかった選手。ピッコリ自ら獲得したというが、いったいどこを気に入ったのだろうか。


20 MF 鈴木勝大

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の三。他不明。


24 MF 久永辰徳

FW不足の広島がそれでも放出したということはいったい何を意味するのだろうか。謎解きは8ヶ月後を待て。


29 FW 柿本倫明

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の四。


30 GK 小島伸幸

関東のチームへの移籍を希望したが果たせず、いやいや福岡に移籍したという噂。それでもレギュラーを獲ってしまうところはさすが。ひょうきんなキャラクターはTV向きで引退後を考えていまから九州のテレビ局は小島獲得のための暗闘を繰り返していることだろう。


31 DF 前田隆

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の五。もういい加減読むのも飽きてきたのではないだろうか。


32 DF 原秀治

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の六。まだ続く。


33 DF 加藤寿一

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の七。まだまだ続く。


34 MF 小森田友明

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の八。これらのうち何人かの獲得を諦めてフェルナンドの給料に回していれば、というのはおそらく禁句であろう。


35 MF 矢野健太郎

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の九。福岡のスカウトの顔をいっぺん見たくなってきた。


36 MF 浦本雅志

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の十。今どき野球でもこんなにとらんぞ。


37 MF 白川伸也

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の十一。新人だけで1チームできる。


38 FW 石田裕之

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の十二。地元出身ということで期待されているが他不明。


39 DF 平島崇

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の十三。どうでもいいが専門誌の選手名鑑にはきっちりひとりひとりの選手の紹介が載っている。プロはすごい。


40 FW 山田祥史

今年から福岡名物になる予定の「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる補強」の十四ついに背番号40突破。

これだけ新人を獲得して、その中でユース出身がこいつだけというのはいったいどういうことなんだ!?。


1999年


ゼネラルアドバイザー 森孝慈

森がフロントに入って、それがプラスになるかといえば大いに疑問符が付くし・・・。そもそも森がドイツに勉強に行ってから急にレッズは強くなったという記憶がある。そのままフロントに入っても、悪くはならないだろうけど良くもならないような気がする。


 中央防犯時代からの人なのね、この方。福岡ブルックスの総監督もやっていたんだ。でもあのときの人事のゴタゴタ、監督切ったりアルゼンチン・コンビを切ったりしてチームを弱体化させた責任の一端は間違いなくこいつにあるってことか。監督経験があることから、前回よりは評価が上がるが・・・それでもミリ単位でしか上げられない。

監督 菊川凱夫

まあ、フロントに適性がなくても、ひょっとしたら現場の監督としては適性があるのかもしれないし、頑張って欲しいっす。


 

ヘッドコーチ 倉田安治

ななななんと!ペトコビッチが退団していた!

戦わずして勝負を投げたか!?

この時点で私の順位予想は崩壊した。この倉田って人、何者なのかは知らないけど、こんな急に決まったんじゃあ期待はできないよ・・・。

アビスパをよく知る人からこの人に関する情報が欲しいが・・・「期待できない」ってことに落ち着きそうだ。順位予想で采配力「C」って書いたけど、このままじゃ采配力はZとまではいかないまでも、Yあたりまでは落ちたような気がする・・・。


 立石らとの激しいレギュラー争いに勝ってというかレス・ワース方式でというか、とにかくレギュラーの座を守り通した。しかし今年はベルマーレの小島の加入が決定しており、厳しい立場に置かれた。元がつくとはいえ、さすがに日本代表が相手では・・・。

1 GK 塚本秀樹


 

3 DF 水筑優文

日本人センターバックを全部切ったかわりに連れてきたのがこいつか・・・。西ヶ谷・岩井と比べても確実に落ちるような気がするが・・・。

ホントにどうすんだよ、センターバック・・・。


 リストラに着手したヴェルディをクビになって福岡に都落ち。しかし、野田の獲得が決定したあとにわざわざ獲得する意味があるんだろうか。ヤスをとるカネがあるなら柱谷をとるべきだと思うが・・・。補強って弱点を埋めるためにするもんだろう!?

28 MF 三浦泰年


 

5 MF フェルナンド

1部残留の立て役者。福岡が連れてきた珍しく当たりの外国人。ボランチとしての能力は高く、JEFも手こずらされた選手だ。中盤を締めるための相棒も今年は優秀なのが来るし、底の守りは安心だ。


 

7 MF 野田知

マリノスから移籍。去年は何故か右サイドバックをやっていたが、今年は本職のボランチに戻るだろう・・・と書こうとしたら、三浦ヤスがやってくることになった。

ボランチばかり揃えてどうするんだろうか・・・。ホントに補強のバランス悪いよなー。


 

8 MF 石丸清隆

アビスパの試合を観ると、ほとんどの試合で出ていたような気がするのだが、どういう選手だったのか思い出せない。クビが回らなくなりそうな状態のときに残ったのだから、何か武器を持っている選手だとは思うのだが・・・。


 しかし、背番号「9」を持ってる奴が昨シーズンの得点1点というのは、なんか悪い冗談のような気がする。

9 FW 上野優作

去年は主に1.5列目でプレーしていた。結構足下のプレーが上手いという印象のある選手なのだが、参入戦では3トップの一角、ロングボール攻撃の的のひとつにされていた。その采配で随分森が批判されてたっけ。


 プレーよりも名前のインパクトが強くて覚えている。どうやら希望して10番をもらったようだが、チームの司令塔への脱皮を模索していると思われる。「あいつが10番だぁー?」なんて風評が聞こえてきそうだが、少なくとも度胸はすごいと思う。

10 MF 中払大介


 

偽11 FW ヴァルディネイ

フロンターレから、福岡の入団テストを経て入団(予定)。ツゥットとのコンビでゴールを量産していたそうだが、あんまり観たことがないので分からない。

ロッシやオビク、デュカノビッチよりは使えるだろう。

バロンとの勝負は見物だ・・・と思ったら帰っちまいやがった。


 市原をクビになって故郷でレストラン(「JEF」という名前らしいが・・・)を開いていたところ、福岡が獲得した。まだ福岡のサッカー観てないんでどういう戦術なのか分からないけど、カウンターの起点としてなら機能するだろう。もしもこいつが当たったら、新コンテンツ「市原フロントの悪行」をスタートさせるつもりである。

11 MF ネナドゥ・マスロバル


13 DF 西田吉洋

確か南宇和でFWをやっていたような記憶があるが、京都では何故か右ウイングバックをやっていた。そのまま右サイドに定着、スピードあるオーバーラップで代表候補入りまで果たした。

京都のフロントとケンカして福岡に来たみたいだが、どうやら福岡が気に入ったらしく完全移籍。取り戻すつもりだった京都のフロントは大慌てなんじゃないか。


 全ての福岡サポーターの希望の星。フロンターレとの血で血を洗う死闘で、血の海に沈みかけた福岡を生き返らせた奇跡のゴールは記憶に新しい。

14 FW 山下芳輝

鬼の集中力を誇る。

まだ集中力だけで食ってるけど、成長が楽しみだ。しかしこのチームにはパサーが・・・。


 年をくった森下や松永からポジションを奪えなかった男。福岡に来ればあるいは・・・と思ったかどうかは分からないが、小島が来てしまった。とことん運がない

16 GK 櫛引実


 MF登録だが、去年はDFとして出ていた方が多かったような気がする。しかしチームは両シーズンあわせて85失点・・・。今年出番があるか!?

24 MF 久永辰徳

あ、DFの層が薄いんだっけ・・・。


 それじゃあなんで残留・・・?貴重な外国人枠が・・・と思ったら帰っちまいやがった。

26 DF ボージョビッチ

センターバックに外国人がいたことを今の今まで忘れていた。でも試合に出ていたところをまったく憶えていない。怪我だったとしたらしょうがないけど、背番号は26。そうじゃなかったんだろう。


 

27 DF ヴィジャマジョール

こんなやついたか?

順位予想を書いたあとに色々調べなおしたら、アビスパについて随分書き直さなきゃならないことが出てきた。むこうを直すのは面倒くさいので、ここではその修正も兼ねることとする。というわけで、監督だった森がフロント入り。つっても、ゼネラルアドバイザーって一体何をする仕事なんだ?サッパリ分からない。直訳すると「全般的に助言をする人間」ということになるが、これで正しいんだとしたら随分無責任な立場だなあ。それにしても、この人が率いるところってどうしていつも戦力が揃っていないんだろう。代表監督だったときもレッズの監督だったときもそうだったし・・・。監督としての能力も疑問だけど、それ以上にとことん運がないような気がする。
中央防犯時代から福岡でプレーし続けた生え抜きで、昨年はアシスタントコーチを勤めていたらしい。そういえば昇格当時の福岡にいたような気もするが、思い出せない。このチームは選手を場当たり的に、首脳陣を生え抜きでというチーム強化の常道と逆の育成策を採っているようである。監督としての手腕はともかく、チームとしては問題がありすぎである。昨年書き忘れたがアントラーズで阿部と並んで性格の悪さに定評があったらしい。ホントか嘘かは知らないが、昨年あのメンバーでレギュラーをとれなかったのはそれが影響して信頼関係を築けなかったからだろうか。どうでもいいがこのチーム、活躍するのが外様ばかりだ。根本的に何かが間違っているんじゃないだろうか。一年にほんの数回鋭いドリブル突破を見せることがある、ような気がする。昨年の1stステージ前半は割と良かった印象があるが、1stステージも中盤をこえたあたりからいつもの中払に戻ってしまった。今年は「欽ドン・よい中払普通の中払よりダメになった中払」のうちの果たしてどれか。何度もプレーは見ているのだがあんまり個性を感じない。福岡の選手育成って義務教育みたいだ。よく見た気がするが、これといった特徴が思い出せない。福岡にはこういう選手が多いな。27 FW 松永一慶
昨年のJリーグではもっともホットな話題を一年にわたって提供してくれた。Jリーグ史上最強の武闘派にして天然素材の監督。青田さんのつけた(間違いです。藤枝ブルックス時代から横断幕があったそうです)「ピッコリ大魔王」という渾名はいまやすっかり有名になり、NHKBSで確認したところによると、博多の森では○の中に「魔」とかいてあるピッコロ大魔王の紋章が高らかに掲げられていた。今年もその天然素材ぶりはとどまるところを知らぬ勢いでほとばしっており、柏との練習試合ではマリオコーチに「サル!」と思い切り黒人差別発言をぶつけた上、ブチ切れたマリオのストレートをかわし「私にパンチは当たらない、トレーニングをしているからね」という発言で日本のサッカーファンの腹を捩った。今期も期待度120%だ。昨期シーズン途中で出番を求めて古巣復帰。その漢っぷりがピッコリズムに必要不可欠かつ異常に似合っていたことに異論はあるまい。今年も柏との練習試合で、北嶋に「クソガキャー!」の叫びとともに殴りかかるなど、ピッコリズムをピッチ上でしっかりと体現しているようである。ヴァン・ズワムが来る前は、GKは「ジュビロ唯一の弱点」だと日本のサッカーファン全体に思われていたが、尾崎と大神ではそれも仕方あるまい。どうでもいいがこのチーム、小島が老獪なテクニックで怪我をしそうにないとはいえ、GKの層が薄くないか?昨年福岡がとった新人の大半は予想通り斬首されたが、ほとんど出場していない牛鼻はなぜか生き残った。女性ファン獲得のため・・・なんて書いたら、福岡のファンは怒るだろうなあ。実際いいプレーもしていたそうである。