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冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 (日経ビジネス人文庫)/日本経済新聞社
¥800
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「読んで、刺激を受け、元気が出る」という方向性から、今回の本を選ばせていただきました!! それは「冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行」です。

最後のほうにある、本の解説で、カンブリア宮殿や13歳のハローワークなどで有名な村上龍さんの解説・オススメが書かれています。

ジム氏から村上龍へおくられたメッセージがめっちゃパンチが効いていて、カッコいいです。

メッセージ⇒「リュウ、人生は短い。遠くまで行け。そして深く考えよ」

さらに、こう村上龍は続けます。

「人生は本当はシンプルなものでむずかしくしているのはわたしたち自身なのだ、ジム・ロジャーズはそういった真実を体現している。  この本はその真実を知るための、もっとも良質なガイドブックであると思う。   一九九九年八月                村上龍                            」

さて、この本、1冊で、何度もおいしい※、しかもポケットに入る(文庫本のため)、小さいけどパワフルな本になっています!!
※ 世界一周旅行をした感覚を疑似体験できて一度おいしい、実績も凄くて教養も知識も行動もハイレベルな著者の投資観・経済観・人生観を味わえて二度おいしい、1冊で世界六大陸の雰囲気をつかめて三度おいしい本です


※ まず、著者のあらかたのプロフィールを紹介します。
ジム・ロジャーズという人は、世界二番目の大富豪ウォーレン・バフェット氏、伝説のヘッジファンドマネージャーであるジョージ・ソロス氏に並ぶ、アメリカのカリスマ投資家です 
 投資・投機・マネーの世界ではめっちゃ有名な、ジョージ・ソロスという人がいるのですが、その人とパートナーシップを組み、クォンタム・ファンドというヘッジファンドをつくり、そのなかでありえないくらい数字の結果を出したのが、今回の作者、ジム・ロジャーズです。
 マネーの世界でありえない成果を出した人なら、本の世界にはいくらでもいるのですが、この人の真の凄みは、冒険家でもあるということです。

 このおっちゃん、バイクと車※の両方で、リアルに世界一周、しかも、アフリカ大陸縦断、南米とか旧ソ連(この本のときは、ソ連時代でした)・現ロシア、しかもシベリア鉄道でしか本来行けない(道路が走ってない)エリアなどの危険なエリアも気にせず行きまくり、オーストラリアやニュージーランドもついでに横断するという、バイタリティあふれる、すごい人です。

 ※ 二回目の世界一周旅行は、車で行っていました。車旅行に関しては、 冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見 (日経ビジネス人文庫) を参照してください 

※ 冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見
冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)/日本経済新聞社
¥880
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(日経ビジネス人文庫)/ジム ロジャーズ ¥880 Amazon.co.jp

この本の中でも、アフリカで、途中で仲良くなったフランス人旅行家に逆ギレされて、ナイフで刺されそうになったり、そのときに介入してきた※警察官※に、しばらくの間ずっとたかられて、かなりお金をむしりとられるなど、治安の悪いアフリカ大陸ならではの体験話もでてきます。
  また、長期旅行の間に、著者の経営している会社で、従業員が勝手な投資をしたり、お金を横領したりなどの、生くさい事件も発生しています。
※ 治安の悪い国では、警察が、チンピラみたいなことをしたり、賄賂をもらわないとまともな仕事をしないことがよくあるようです 
※    しかも、この冒険、著者の友達の娘さん(だから、年齢差がまんま20歳くらいあります・・・)を彼女にして、今回の冒険にのぞんでいます。
   超賢くてイカツイ、エリートな金持ちおっちゃんが、ブロンド美人・長身・教養ある の三拍子そろった彼女(タバサという名前です)を、こんな危険な旅に連れて、世界一周します! 
   いろんな意味で男のロマンにあふれ、しかもそれがすべて実話、かつ世界トップクラスの知性・教養・実績の持ち主から、世界中を見て得た経済・投資・歴史・政治経済的な教えを受けながら楽しめる、ゲーテ および ファウストもびっくりな、モチベーションがあがりまくること間違いなし※な本やと確信しています^^  ※洋書の原書では、「投資界のインディアン・ジョーンズ」という書評を書いてもらっています
こんなぶっとんだことを考え、しかも実行し、ありえない実績を残した面食いな(今回の彼女も、世界二周目のときの彼女も、リアルに美人さんです)このおっちゃん、学歴も凄くて、ハーバード大学を筆頭としたアイヴィーリーグの1つである、エール大学と、世界一の大学、オックスフォード大学で、哲学と歴史と政治学および経済学を学び、卒業しています。

いろんな意味で、ありえない、ハイレベルすぎる著者による、ぶっとんだ旅行記、それが、「冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行」※です。
※ 世界二周目の 「冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見 」よりも、世界一周目の、「冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行」のほうが、著者がいい意味で落ち着いてないというか、やんちゃで、テンション高くて、楽しめます。
  二作目は、著者がもうすこし年とって落ち着いてしまっているのと、旅行中に、また違う美人の彼女と、マジで結婚するのですが、本当に文字通り、所帯主になって落ち着いてしまいます。
  リアルに、著者が若くてヤンチャな一作目をおすすめします。
さらなる見所として、保守・市場原理主義派である共和党好きの著者と、リベラル・政府の積極介入支持派の米国民主党が好きな、リベラル思考のガールフレンドによる、ちょっとした議論や感想が、よくこの本の中で出てきます。
また、リベラル派なガールフレンドであるタバサが、 先進国によるODA※が、実際には、現場の発展途上国では、権力者の豪邸や、ベンツ・BMWなどの高級外車、独裁政権の維持などに使われている現状を見て 「(今回の旅に行くまでは、ODAを支持していたけど)もう、こんなのを見ちゃったら、もうODAを支持なんて出来ないわ」 というつぶやきをするシーンもでてきて、政治経済学的に、非常に興味深いです。
※政府開発援助(せいふかいはつえんじょ, 英語:Official Development Assistance, 略称:ODA)は、国際貢献のために先進工業国の政府及び政府機関が発展途上国に対して行う援助や出資のこと。

このカップルがまわった国・都市を、目次をつかって示します。
1  ニューヨーク発 2  ヨーロッパ横断 3  リンツ再訪 4  十字路イスタンブール 5  遥かなるトルキスタン 6  タクラマカンを越えて 7  西安から北京へ 8  ファーストクラスの東京 9  ユーラシアの果て 10 荒涼たるタイガ 11 シベリアの嵐 12 ロシアの魂 13 黄昏のモスクワ 14 再びアイルランドへ 15 サハラ縦断 16 常勝戦士の故郷 17 逃走 18 グレート・ジンバブエ遺跡 19 ボツワナの魅力 20 喜望峰 21 南半球に広がる大陸と島と 22 知られざる大地 23 ブエノスアイレス 24 チリとイースター島 25 ダーウィンの足跡 26 パナマ地峡 27 家路、そしてそれから   

ニューヨークからヨーロッパへ、ヨーロッパから中東をぬけ、中東を経由して中央アジアを抜け、北京へたどり着きます。  
そして日本へわたってロシアへ、ロシアを横断してイギリスへいったん戻り、イギリスからアフリカ大陸へ突入します。
次に、アフリカを抜けてシンガポールやオーストラリアやニュージーランドへ行きます。 ニュージーランドから南米へ向かい、南米の最南端から南米大陸へ入ります。
そして、北上して中央アメリカを通過、アメリカに戻ってきます。
しかも、これを、バイクでやり抜いているのだから、アッパレとしかいいようがないです^0^
すでにあらすじは上記で書いてしまっているので、この本の中で私が感銘を受けた、名言の一部を、下記に紹介して、締めたいと思います。

「できる限りこの世界の現実を見ることだ。
どのような仕事に就いていようと、世界を自らの目で見ることで人生の成功がより確かなものとなる。 子育てにも役立つし、教師、政治家、実業家、芸術家、ジャーナリスト、商人、そう、投資家にも必要なことなのである」
「世界を見れば、自国のこともかなりわかるようになる。他国のことを知っている者は、そうでない者よりも自国へのかなり深い理解が得られる」
「さらに重要なことは、各国を旅する中で、自分自身を知るという点だ。 自分の強み、弱み、興味、関心がわかってくる。いずれの分野を目指しているにせよ、自分ことがわかるにつれ、成功は確かなものとなっていく」
「自国の中で行ったことのない場所を旅行するのも、海外を観光するのも楽しいことではある。 しかし、本当の旅の喜びや学ぶべきことは、地面を直に歩き、見ることから生まれる。 思いもしなかったことに疑問をもったり、自分が知らなかったことを学ぶことになるのだ」

「人生は短い。だからこそ、力強く遠くへ旅立とう。成功への第一歩を歩み始めて欲しい。  どこか世界の街角で会おう」
「私の企業家としての経歴は五歳のときに始まる」
「若者が節約し、正しく運用する1ドルは後に20倍になって返ってくる」
「ビジネス・スクールで教えている身でありながら、私は彼女(タバサのこと)に、ビジネス・スクールは行くべきでない、時間の無駄だと、生徒全員に言うのと同じことを言った。機会費用も含め、両親にとって10万ドル以上の出費になるのだから、それなら成功しようが失敗しようが、その金をビジネスを始めるために充てた方がいい。  その方が、商売をしたこともなく、勉強だけしてきた象牙の塔の教授がまくしたてる講義を2年も3年も座って聞くより、ましな知識が得られるはずだ」

「国債や公共事業株は値下がりするかもしれないが、それらはいつの時代にも基本的には安全な投資であり、堅実な通貨も基本的には安全なのだ」
「世界が社会主義と共産主義の足枷をはずそうとしている最中に各地を訪れる幸運に恵まれるなんて、人生の中でこんな機会は、今後数十年、巡ってくることはないだろう」 「国が政府によって動かされているとしたら、そして政府が郵便や通信、鉄道網、電気、ガス、水道ばかりでなくサービス部門や軽・重工業も担っているとしたら、その国は、1950年代から1990年代にかけてのアメリカの郵便事業の悪しき変容を思い出させるような雰囲気が拡がり、数世代後には社会からすべての活力が溶け出してしまうことだろう」 「私の流儀は、その国の信用が確かなら、そこの取引所で扱っているまともな株すべてを買うというものだ。もしその判断が正しければ、それらは一斉に値上がりする。堅実なバランスシートを持っている銘柄をすべて買うのだ。住宅や金融・製造の兼業者、銀行、建設業、大手の機械メーカーの株を買った」 「値が上がりすぎると、いつも決まって起こることがある。誰かがその実態を見破るか、誰かが代替品を作るのだ  ・・・・・彼らはいつも言う、『今度は違うんだよ」と。決して違うということはない。ただ状況が違うだけに過ぎない。 木が天まで伸びることはないし、株価が永遠に上がり続けることもない。 高値は需要を減少させる。値が高くなると、供給が増え、ついには値を下げるのだ。 需要と供給の法則を覆した者はいないし、これからもいまい」 (バイクで旅行することに関して) 「飛行機や列車、自動車の旅では体験できない、土や道や空気の匂いや形を味わうことが出来た」 (純粋な共産主義国、資本主義が働いていない国での、土地管理や施設管理のひどさに言及して) 「官僚制と驕りが自制心を失わせた結果である・・・・使い棄てては、先へと進んだ・・・・ (資本主義国と資本主義者には)規律がある。 しかし共産主義にはそれがないのだ。誰にも「止めろ」と言われることもなく、資源を略奪し尽くし、台無しにしてしまえるのだ」 「責務も、責任も、動機もない。これが共産主義における原初的な欠陥のひとつである」 「もうひとつ、私とタバサがソ連の中央アジアの共和国を走りながら思ったことはイスラム教徒の数である・・・・ 私たちはイスラム教徒がモロッコからフィリピンまでの広大な地域に分布しているとは知らず、中東中心に偏在していると思いがちである。 世界にはキリスト教徒と同じ数だけイスラム教徒がいるのだ。世界で四番目に人口の多い国はインドネシアで、イスラム教国である」 「ヨーロッパの暗黒時代の何世紀かの間、イスラム教徒は断然キリスト教徒より精力的だった。彼らは版図を広げ、大西洋から太平洋までその文化と宗教を伝播させた」 (1980年代後半の時点での発言)「将来の対決はイスラム対キリスト教徒である可能性は充分にある。あらゆるイスラム文化が復活しつつある」 「人間は裕福だとあまり争わない」 「もし共産主義者がレーニン像や第二次世界大戦記念碑に使った金をすべて道路のために使っていたら、今頃はさぞや立派な交通システムを構築していたことだろう」 「マルクスはひとつだけ正しいことを言った。金はすべての根本である。もし金について理解すれば、ほとんどすべての政治的状況を理解できる、と」 (1980年代後半時点に発言) 「これから20年の間に、彼ら中国人は世界中で最も優れた資本家に仲間入りするだろう。 それでも自らは共産主義者と名乗っているかもしれないが、その頃には私たちの大部分より遥かに豊かになっているのは間違いない。 南方(上海や香港、マカオ、その他沿岸部のこと)は既にかなり裕福である」 「この道路工事がカシミヤの価格を引き上げたことに私は興味を覚えた・・・・ 投資家であれば、何か大きな変化が起こるのを見たら必ず次のように考え始めねばならない。 これは何を意味するのだろうか。どんな影響があるのだろうか。これによって、どんな経済的、政治的、社会的変化が起こるのだろう・・・・・ これは投資家たる者が物事をどのように考えるべきかの標本である」 「中国人の成功の多くは、組織だった経済と政治によるものだった」 「為替の規制のあるところには、必ずといっていいほどヤミ市場が存在する。ヤミ市場には資本主義がありのままの姿で存在しており、興味をそそられる。 その国で何が起こっているのかを知る、一番手っ取り早くて確実な方法でもある。 冷静な投資家にとっての通貨の価値は、熟練した医師にとってのレントゲン写真というわけだ。  ヤミと公定レートとの差は、政府が何を企んでいるかを知る最も有力な手掛かりとなる」 「長年のたびの経験から言うと、いったん国境を越え始めたなら、できるだけ素早くやり通してしまうことだ。 決して中断してはならない・・・このような旅をするには一種の集中力が必要である」 「確かなことは、ローマ帝国時代まで遡れるほど中国は古い交易の歴史を持っているということだ。これは歴史的な力量と気質を共有するという民族固有の財産だ。 21世紀には中国は最も資本主義的で、最も発展した、世界一豊かな国になるだろう。 日本のことは忘れたほうがいい。     私たちアメリカ人は子供に中国語も学ばせるべきだ」 「自国通貨の減価は決して終わることのない悪循環を生み出す」 「世界中のどの国の例を見ても自国通貨の減価が長期的によい戦略であったことはない」 「世界は変わりつづける。これを疑う者がいれば、頭が悪いとしか思えない。ただ変わり続けるばかりでなく、時代とともに、そのスピードは加速される。 そこでの問題は、それぞれの国がこれらの変化にいかに対応するかだ。自ら変革し競争するのか、あるいは無視し、見てみぬふりをするのかである」 「政府の役割は、自国の文化や社会、産業界、あらゆる組織に対して適応するか滅亡するかの選択を迫るような環境を創出することであるべきだ」 (外国の企業の株を買う際の鉄則として) 「株はしがない銘柄から始めるものではない。 銀行や鉱山などの最も大きく、堅調な企業から始めるものだ」 「歴史上さまざまな文化圏では、エメラルド、サファイア、ルビーといった宝石のほうがダイヤモンドより珍重されていた。 ダイヤモンドが他の石に比べ抜きん出て珍重されるようになったのは、最近の現象だ。  100年前には、エメラルドのほうがはるかに貴重だったのだ」 「デビアス鉱山会社は、南アフリカのダイヤモンド独占を確立したのみならず、市場への供給を制限することで世界の価格をもコントロールしてきた。 需要を生み出すために、きわめて巧妙な広告戦略を展開した。 “ダイヤモンドは永遠の証”というキャッチフレーズは、婚約や結婚の記念にダイヤモンドが欠かせない、との印象を人々に植えつけたのだった」 「古代中国やキリストの時代から、事業を営む人間は独占を確立しようと試みてきた」 「実際、ダイヤモンドは投資すべき宝石ではないのだ・・・・・ なぜか、それは、需要と供給のメカニズムが再び厳密に作用することになるからだ・・・・ 何事も永遠に続くことはありえない。特に人為的なコントロールは然り・・・・ 私のアドバイスは、そう、ダイヤモンドを売って、エメラルド、ルビー、サファイアを買うことだ」 「投資家たる者、ついそこの金までが動きそうになるのを見極めるまで何もしない方がいいのだ」 「投資家のコツはいかにして金を失わないかということにあるのだ。これが最も大事なことだ」 「損失が命取りになる。損を出せば複利での利殖率は落ちる。そして複利こそが投資の力なのだ」 「企業家の方があらゆる問題点や変数を考慮に入れ、役人の100倍もよく検討するということは断言できる」 「資本は何人や~主義者、~教徒が扱おうとまるで関知しない。 問題になるのは安全性と利益だけだ。チャンスのある所、どこへでも流れる」 「ジョゼフ・シュンペーターは資本主義のすばらしいところは創造的破壊にあると教えている。死んだ木を取り除くことで新しい成長が可能になるのだ」 「政府は何もしない方がいい・・・新しい国づくりは意欲ある若い人にまかせるのがよい・・・ 新しい流れもなくはない。例えば、日本はアジアの情報発信基地になっている。   みなが悲観的になっているときこそが、マーケットや経済は底であり、そこから成長が起こるのだ。こんな楽しみなこともまたないのである」 【みわの、リンク先】 ブログは  21世紀の福沢諭吉・坂本竜馬になる!!!ーInterBridgeWorldWideの信念とともにー (http://ameblo.jp/interbridge-worldwide/ ) 読書記録は 、読書メーターhttp://book.akahoshitakuya.com/u/53261  でやってます☆