私の青春時代は電磁波系が流行っていたが。
最近では世界線移動なるものがでてきているらしい。
今回はこの世界線移動についてお気持ち表明文を発表する。
皆様は台湾系(非漢)日本兵、高砂義勇隊の中村輝夫をご存知だろうか?
Wikipediaによると日本名、民族名、漢名の3つの名前を持っている。
昔も調べたことのある名前だが、宜蘭クレオールについて調べていた際にでてきてまた読み返した。
経歴やモロタイ島で意思疎通できた(オーストロネシア語族同士)など面白エピソードは省略。
この方は70年代にようやく島から引き揚げるわけだが、当然日本と民国は別の国になっていた。
(民国がどこの国とか中々難しい話については顔面えぐくなるので触れない笑)
言葉や文化などエスニック的にも、現実的にも台湾人日本兵として生きてきたとはいえ、70年代中村の故郷は既に民国である。
帰郷後は一同驚愕、馴染めているとは言いづらいわけだが、もしも故郷ではない1945年8月以降の日本内地に政府が用意した住宅などに帰還していたら果たして幸せにはなれただろうか?
それは色々考えると難しいと思う。
中村は日本が負けてない世界線の西暦1970年代に戻れていればよかったのであろう。
その場合はもっと早い時期に復員できたかもしれない。
ただ、世界線をまたぐという現時点では陰謀論扱いされるようなことが可能であったとしても
モロタイ島に行くまでの世界線が史実と一致している限り日本兵捜索船ですぐに復員後、別の戦いで戦死するかもしれない。
つまり、世界線移動は必ずしも狙い通りの結果を生み出すとは限らないのだ。
世界線移動をする、させることは核戦争を実行に移すことがお互いにとって無価値であることを私たちがわかるように現代の上級国民もやりたがらない案件だ。
それ故に世界線の移動を感じた際は身近な組織ではなく、先を見通すことのできるもっと高次元な存在の介入について疑うべきである。