8/31(木)

空気を入れた水色のビニール袋を振り選手を迎えるホーム側ゴール裏。
アジア最終予選(2018ロシア)

SAMURAI BLUE(日本代表)vsオーストラリア代表

埼玉スタジアム2002 19:35開始予定

を観戦に。
試合前にはスタッフ全員で円陣を組む日本。

日付と対戦相手が入ったフィッティングタオルマフラー(左上)はスタジアム入場時に、販促エリアにてトートバッグ(左下)、浦和美園駅前にてエルゴラッソ号外(右下)が配布されていました。
『当たり』の紙が挟まっていたらマッチボールをプレゼント(3名)のプログラム1000円(中下)、光るシリコンブレスレット対戦ロゴ入りは限定数販売してました(右上)。
前日、一足先に試合をしたサウジアラビアがUAEに敗れたことで、このオーストラリア戦は勝つ以外勝ち点計算上次節での結果に違いが無くなったため、攻撃のオプションが重要視される日本。
今回は怪我明けの選手も多く23名のベンチ入りに対して27名を招集している。
(植田、高萩、武藤、杉本はベンチ外)

最終節、日本はサウジアラビアとアウェーで対戦。
1位 日本    (勝ち点17) 残り2試合
2位 オーストラリア (勝ち点16) 残り2試合
~~~~~~ < プレーオフ↓> ~~~~~
3位 サウジアラビア(勝ち点16) 残り1試合

オーストラリアに勝てば文句無しロシアW杯出場決定です。
しかし、オーストラリアとのW杯予選対戦成績2敗5分、1度も勝てていない。

そのオーストラリアはロングボール主体の戦術からシステムを3-6-1にしショートパスで繋ぐ戦術に変更。

3バックを採用した今年のコンフェデでは優勝したドイツに2-3、準優勝のチリには1-1と善戦している。

日本は4-3-3(4-1-4-1)で挑みます。

FW     大迫
   乾      浅野
MF   井手口 山口
      長谷部
DF 長友 昌子 吉田 酒井(宏)
GK      川島
右サイドには久保ではなく浅野、左には原口ではなく乾、インサイドハーフには山口と井手口というサプライズなスタメンで試合開始。
磐田の名波監督が以前ノーファールでボールを刈り取るのが日本で一番巧いと評していた山口を前目に配置、守ってスピードの浅野、テクニックの乾に展開したい考えなのだろうと。

前日からの雨も止み、久々に涼しくなった天候のおかげで見る人もプレイする方も負荷が少ない。
入場者は約59400人。
オーストラリアのキックオフで試合開始。
前半11分 こぼれ球を長谷部が拾うが後ろからボールを奪われる。

前半14分 右サイドから乾がミドル。
巻いたボールはゴール左に外れたがなぜかCKをもらう。

前半26分 センターサークル内でキープ中の長谷部、不用意にコネた所を対面の選手にチャージされ奪われる。

前半36分 敵陣右サイドでのボール回し、長谷部のバックパスが相手にカットされる。

前半37分 自陣バイタルやや右から原口と同じヘルタベルリン(ドイツ)所属のレッキーが右足ミドルシュート。
吉田の足に当たったボールはゴール左を襲うがポストに救われる。

前半39分 敵陣での左CK崩れからのセカンドボールは長谷部拾い高くクリア、敵陣に蹴り込みたかったのだろうが真上に上がったボールは戻ってくる。

前半40分 敵陣右サイドでのスローインからCBを経由し左サイドまで展開すると長友が対面の選手をかわしつつ中央へクロス。
DFラインから抜け出してきた浅野が左足ダイレクトで合わせゴール右に流し込み日本先制。 

1-0日本リードで前半終了。

後半開始

この試合、セットプレーはすべて井手口が担当。
後半15分 オーストラリア トロイージout ユリッチin。

後半24分 オーストラリア ロギッチout ケーヒルin。
天敵の登場にスタジアムは大ブーイング。
2006ドイツW杯では1-0日本リードの後半途中からの出場で同点、逆転弾を叩き込まれた天敵ケーヒルも今では37歳だが日本ファンは忘れていない。

後半29分 乾out 原口in。

後半31分 自陣中央で井手口が後ろの長谷部からボールを受けると3人からのプレスを受ける寸前で前の大迫に出す。
身体を張ったキープから左に出すと上がってきた原口が抜け出し左サイドを独走、折り返しをPA内中央右で井手口が受け左足一閃。
反応できないGKの左を抜けるがDFセインズバリーが体でブロック、こぼれ球はGKの手元に。

後半33分 敵陣左サイドライン際、日本ベンチ前での原口のドリブルに元千葉のミリガンがタックルでラインを割るとオーストラリアボールの判定にハリルホジッチ監督が猛抗議。

後半36分 敵陣中央やや左でアーバインのバックパスがズレた所を原口がカットにいきルオンゴとの競り合いに。
左サイドに出ると井手口が拾いバイタル中央へドリブルで持ち込み右足ミドル、GKの手をかすめたボールはゴール右上に突き刺さる。
日本貴重な追加点で2-0とリードを広げる。

後半40分 オーストラリア アーバインout アミニin。
後半41分 大迫out 岡崎in。
後半43分 浅野out 久保in。
試合終了。
日本 2-0 オーストラリア
98フランス、02日韓、06ドイツ、10南アフリカ、14ブラジルに続き18ロシアW杯の出場権獲得!
試合終了後はセレモニー、予選突破記念Tシャツを着て場内1周する選手、スタッフ。

涼しかったのも影響し最後まで前からのプレスをし続けた日本に対し、スムーズにボールを回せないにも関わらず最後までロングボールを放り込んでこなかったオーストラリア。

大きなチャンスをほとんど与えず相手の嫌がる事をやりきった日本の完勝でした。

長谷部(フランクフルト/ドイツ)はポジショニングこそ良かったがプレイの一つ一つがピリッとせず、交代した方が?と思えるほどらしくないと思っていたが後半は立て直したのは流石だった。

大迫(ケルン/ドイツ)がポストプレーのほとんどでキチンと時間を作ってくれるのがすごく大きかった。
強豪国CBとどれだけやれるのか早く見てみたい。

インテル(イタリア)ではスタメン出場して叩かれていても結局長友が先制点をクロスでアシスト。
右サイドの酒井(宏)(マルセイユ/フランス)と比べ思いきりよく上がるシーンはほとんど無いが大事な所で結果をだすのは素晴らしい。

乾(エイバル/スペイン)はボールを持たせると久々にワクワクするまた見たい選手。

途中出場した岡崎(レスター/イングランド)が走り回る姿は応援したくなる。

アーセナル(イングランド)からシュツットガルト(ドイツ)にレンタル移籍中の22歳の浅野、ガンバ大阪所属21歳の井手口という若手が得点し活躍。
ミラン(イタリア)からパチューカ(メキシコ)に移籍した本田、ドルトムント(ドイツ)の香川に出番がなかったのは層が厚くなった良い兆し。

インサイドハーフにこの日のような守備重視の選手が採用される可能性が高い格上ばかりの本大会。
攻撃のサイドの選手には守備時サイドバックの横まで戻ってから敵陣深くまで上がりきる走力、体力が多く求められるという事もありメンバーの入れ換えも考えられる本大会用代表争いも楽しみです。

若くしてセットプレーを担当し、インタビューでも言葉少なな井手口は雰囲気が中田ヒデっぽい!?
小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ)、柴崎(ヘタフェ/スペイン)はベンチ入りも出番がなく残念。

GKはメス(フランス)所属の川島の座を柏レイソルの中村航輔がいつ奪うのかも楽しみです。
帰りにスタジアム外のオフィシャルライセンスグッズ売り場で日本代表専属シェフのトマトパスタソースをお土産に購入。

ハーフタイムのトイレ待ちの行列がエントランスを越え外まで延びていて戻ると後半開始から6分経過。

久々にやってしまった感が…orz 。
前半終了後結構すぐ席を立ったのだけど、、、
頼むよ埼玉スタジアム。
待っている間にモニターを観られるのは素晴らしいのだけれども。


来年のワールドカップ出場権獲得できてよかった。
今から楽しみです♪

素晴らしい試合をありがとう!


…ということでまた。