「さっきからお前ずっと窓の外をにやにやして見てただろう。なんだ、お前は桜の木を見て興奮するタイプなのか。」
僕は脳みそに絡みついたサランラップを1枚1枚丁寧にはがし、やまちゃんが僕に怒っていること、クラスのみんなが笑っていることを認識した。
「あっ、いえすいません。ついつい春になると頭がボーっとしてしまって」と僕は素直に謝る。何事も素直に、言われたとおり、抵抗せず、怒られたら謝る、褒められたら感謝する、これが僕の生きかただ。
「さっきからお前ずっと窓の外をにやにやして見てただろう。なんだ、お前は桜の木を見て興奮するタイプなのか。」
僕は脳みそに絡みついたサランラップを1枚1枚丁寧にはがし、やまちゃんが僕に怒っていること、クラスのみんなが笑っていることを認識した。
「あっ、いえすいません。ついつい春になると頭がボーっとしてしまって」と僕は素直に謝る。何事も素直に、言われたとおり、抵抗せず、怒られたら謝る、褒められたら感謝する、これが僕の生きかただ。
春になった。桜が咲いている。日本にはこんなにたくさん桜の木があったんだと毎年4月になると思う。そう、もう4月になった。僕は受験生になった。
春になるとなんでこんなに眠いんだろう。頭がボーっとする。新担任のやまちゃんがなんかしゃべってるけど、僕の脳みそはサランラップでぐるぐる巻きにされたみたいで、まわりの状況をうまく認識できない。
「おい、!お前俺の話を聞いてんのか」