腰の下の方やお尻の中央あたりに痛みがあると、
仙腸関節や筋肉が原因だと考えられることがあります。
もちろんそれらが関わることもありますが、
別の見方として知っておきたいのが中殿皮神経です。
中殿皮神経は、お尻の中央あたりの皮ふの感覚を脳へ伝える末梢神経です。
動きを作る神経ではなく、
触れた感じ、違和感、痛み、しびれのような感覚に関わります。
この神経は仙骨まわりから出て、
殿部中央の皮ふへ広がります。
そのため、お尻の真ん中あたりの不快感や、
仙腸関節の近くに感じる痛みを考えるときには、
筋肉や関節だけでなく皮神経の視点も大切になります。
実際、体の表面近くを走る末梢神経が刺激されると、
重だるさ、ピリピリ感、しびれのような感覚として
現れることがあります。
すると本人としては「関節の奥が悪い気がする」と感じても、
実際には皮ふに近い神経の影響が関わっていることもあります。
もちろん、すべての腰痛や仙腸関節痛が
中殿皮神経だけで説明できるわけではありません。
ただ、痛みは単純に骨や関節だけで決まるものではなく、
末梢神経の状態と入力、それを脳がどう受け取るかも関係します。
こうして見ると、腰やお尻の痛みは
「関節がずれた」「筋肉が硬い」だけでは語れません。
皮神経という視点を入れることで、
症状の見え方が少し変わってきます。
こういう視点に興味がある方は、
今後の投稿もぜひご覧ください。
体の不調を、筋肉や関節だけでなく
神経の面からも分かりやすく発信していきます。
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