千秋記

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せんしゅうき
おばさんの見つけたもの

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やまぼうし1

 

新緑の季節にひときわ、すがすがしく咲いているのは山法師。

白い花びらに見える部分は総苞片(そうほうへん)と呼びます。

蕾を包んでいたもので、額でも花びらでもないのです。

花は真ん中の球が集まっているところ。

今回は総苞片が細い品種のものを生けてみます。

 

 

 

~~銅製の古い鍋に~~

 

広口の鍋にざっくりと投入れて。

いつもは下から眺める山法師ですが、

視線が変わって、白い十字が一段と美しいです。

 

 

 

~~骨董の瓶に使い込んだ白のスツールにのせて~~

 

まだ蕾が開いたばかりなのか、

総苞片がうっすらと緑色を帯びています。

 

生け花は20代の頃に古典のお生花から自由花、造形花まで習いました。

フラワーアレンジメントが流行する前の時代で

華道会は派手やかな頃だったと思います。

生け花の形は、家の生活スタイルや

花の種類の豊富さなどによって、大きく変わりました。

お生花(セイカ)に至っては、花展でも行かないとお目にかかれません。

しかし、どのような生け方であっても、

その時々の人々が考え出した美意識の形に過ぎません。

 

「花を生ける」とは、

切り取った自然の草木花の生気を「生かす」こと。

と川瀬敏郎さんは言っておられます。

 

草木花が、花入れの中で、またその空間の中で

もう一度、美しい姿で命を与えられること。

「生ける」その時間を丁寧に。

私なりの解釈で、

「花を生ける」こと、また始めてみようと思います。