どうも、imozo-です。
本日は久しぶりの投稿なので、本当にあった怖い話をしたいと思います。
こういうネタはあまり取り上げることはないのですが、たまにはいいですよね。
ところで、最近気になっていることなのですが、怖い話をするときって、なんでみんな敬語になるんですかね?
それでは、いっきま~す。
「谷中の幽霊」
投稿者:imozo-、体験者:友人
これは、私の友人が実際に体験した話です。
友人は私と同じく大のお酒好きで、現在は年も年であまりそういうことはなくなりましたが、よく東京都内の繁華街を飲み歩いていました。
そんな飲み会帰りのある夜のこと、友人は谷中の墓地付近をほろ酔いでふらふら歩いていたそうです。(多分実際には泥酔状態で)
すると、向かい側から女の人が同じようにふらふら歩いてきたと言います。
辺りは暗かったのですが、何やらその女の人の周りだけポゥッと明るい気がして、当時彼女がいなかった友人は「これは運命の人かもしれない」と勝手に盛り上がっていたそうです。
そうこうしているうちに、女の人とすれ違うところまでやって来ましたが、ちょっと初心な友人はドキドキしながらもすれ違うだけで女の人に声もかけられなかったそうです。
「はぁ」
少し肩を落としながら女の人の後ろ姿だけ拝んでおこうと思った友人は、元来た道を振り返ると、女の人が首だけを【ぐわっ】と向けてこちらを凝視していたそうです。
思えば、ほとんど明かりもない墓地のすぐそばの道。
自分で勝手に盛り上がっていたとはいえ、こんな遅い時間に女性一人でふらふら歩いているなんておかしいし、明かりがないのに女の人の姿がはっきりと見えるのもおかしい。
また、友人は女の人の姿は見えていたそうなのですが、女の人の顔まではよく見えなかった、正確には思い出せないと言ってました。
急に恐怖を覚えた友人は一目散に駆け出して家路に着いたそうです。
あの夜の出来事は、数年前まで飲み会の鉄板ネタになっていて、酔うとしょっちゅう話していたのですが、みんなから「酔っぱらっていて幻覚を見ただけ」とか「いやそれ、オチは後ろ向いたらその人が吐いてたとかでしょ」と笑いものにされるので、当時の怖さが軽減されて助かっていると話していました。
コロナ禍の時からその友人と会うことはなくなってしまいましたが、お寺の息子さんだったので、他にもいくつか怖い話は聞かされていましたが、どれもよくある怪談だったんですよ。
これも割とあるかなぁとは思ったんですけど、思い出したんで本人に確認して投稿させていただきました。
友人、ありがとう。
これさぁ、本家の『本当にあった怖い話』で使われないかなぁ。
結構テレビ映えしそうな話じゃない?
オチはないけどね。
で、「谷中の墓地」ってよく聞くんですけど、今度お札になる渋沢栄一さんも眠っている有名な墓地ですけども、心霊スポットとしても有名らしいですね。調べてみると「女性の幽霊を見た」みたいな話もあるらしいです。
あと、かの有名な怪談「牡丹灯籠」も谷中が舞台だそうですが、これは、中国のお話を落語家の三遊亭圓朝さんが落語にして谷中を舞台にしたということらしいので、関係はなさそうですね。
まあ、友人もこの話を知っていた可能性は十分あるんだよなぁ。
文学系に強い人だからなぁ。
谷中→「牡丹灯籠」の舞台だぁ→女の人の怪談がある→女の人だ!→怖い...的な思考が働いたんじゃないかなぁ...
こういう考察も、友人からしたら「怖さが軽減されて助かる」と思ってくれるかな。
ブログを書いているのが昼間だからなのか、怖い話も楽しいね!
夏だし、たまにはいいよね。
うん、いいな。
では!