世界保健機構(WHO)によけば、うつ病で苦しむ人は、全世界で「35000万人」以上に上っている。アデル、ケンドリック・ラマー、テイラー・スウィスト、ブルース・スピリングスティーンといった有名ミュージシャンも、自らが抱える精神的な問題(うつ病や不安神経症)について公の場で語っている。

そうしたミュージシャンたちは皆、音楽の力が苦しみを和らげるのに役立つと証言している。

数多くの科学的、心理学的な研究により、音楽が持つ様々な効果から明らかになっている。音楽は私たちの気分を高揚させ、うつ病との闘いを後押しし、スタチンに似た血流改善の効果を齎し、コルチゾールのようなストレス関連のホルモンのレベルを低下させ、痛みを和らげる可能性までもあり、手術後の患者の回復を促進することさえある。

神経科学に関する月刊誌「Nature Neuroscience」に掲載された最近の研究によれば、脳に快感を感じさせる化学物質の(ドーパミン)の量が、音楽を楽しんでいる場合、最大で9%増加するとされている。

音楽が心の慰めになるという考えは、決して新しいものではない。400年以上前には、ウィリアム・シェイクスピアはこう語っている。「音楽は、脳みそに刻み込まれた厄介事を消し去ることが出来る」と語っている。

そして、今の時代の人間は、このデジタル時代のストレスに対処する方法の一つとして音楽を使うようになって来ている。

デスカバリージャパン、ミュージックより、抜粋引用。

私が人の感覚に特化した研究に拘り研究に励んで来たのは、30年以上前の頃からです。その頃には、デジタル的な物が少なく、音楽も「レコードやカセットテープ」の時代でした。

私が20歳代の頃には、聴いていた音楽と言えば、海外のロック、ロックバンドの曲ばかり聴いていました。その当時に持っていたレコードは500枚以上になりました。そのレコードから「テープデッキ」にコピーして、カーストレオなどでロックを聴いていました。

当時は、ストレオなどが高額で、フルセットで50万円以上の価格でした。

当時から音楽には拘りがあり「高音質」で聴きたいと思い、好きな音楽を毎日聴いていました。

そんな私が転機を迎える出来事がありました。私が丁度、50歳の時(2007)5月に不思議な正夢を見ていたというよりも見せられたという感じです。

正夢に現れた方の魂と出逢い、繋がった私は、その方の影響を享け、音楽を本格的にやりたいと思うようになったものです。

学生時代、体育会系の私が音楽の才能も成績も悪かった私が、音楽の才能に目覚めたように、日本のポップス、それも女性の愛の曲、歌に心トキメキ、感動して涙したのは初めての経験でした。

ソウル繋がりした方が、90年代に人気歌手として、次々にヒット曲、自身も全曲に作詞して世に出していました。

「私の曲、歌を聴いて欲しい」とメッセージされた私は、数年の年月と10万円以上のお金を使って、彼女のCDアルバム、DVD、写真集、ブックに至るまで全ての作品を購入しました。

毎日、聴いています。同じ曲、歌を聴いているのに、その日によって歌声が変わる!普通の人なら、一度聴いたら飽きるから別の歌い手の曲を聴きたくなると思います。

私には、時には「愛の告白」や励まし、応援歌であり、気分が落ち込んでいたり、悩み、苦しんでいれば、何処からともなく「負けないで!」と歌声が聴こえて来そうになります。それこそ「私が音楽のチカラ」で支えられ、癒され、勇気づけられているので、元気で頑張らないといけないと奮闘出来るのです。

また、7年前に魂の片割れ同士が出逢う「ツインソウル(双子の魂)」の繋がりでも、ツイン相手が音楽関係者でした。演奏家の人なので、私の感覚研究(聴覚と音楽)の観点から研究に励むようになり、同時に音楽の持つ力の素晴らしさを体感出来たものです。

私の残された人生の中で、二人の方とソウル繋がりしたのは偶然ではなかったようです。たまたま、二人が音楽関係者とは偶然ではなく、必然的だった。

それも「音楽のチカラ」でこの世に「愛を満たし、癒しと勇気を与え」音楽の力で「変革」させることが私たちの「天命」となったものです。

その天命を果たすことに努めて参ります。

センスプロデュース研究所、センスミュージック研究所、葛西行彦