男性は50歳を過ぎると顔の筋肉が強張って来て、無表情で怖い顔になりやすい。

意識して温和な表情を作ったり、表情筋を鍛えたりする必要がある。また、話の最中に無意識に腕を組む人がいるが、これは対話を拒否するメッセージを相手に与えてします。

こうしたことは自分では中々気付かないものだ。

常に他者からフィードバックを受ける必要性があるし、素直なフィールドバックが返ってくるようなコミュニケーションを普段から心がけるべきだ。

コミュニケーション心理学の基礎的な概念の一つに「ジョハリの窓」といい、初対面の時、他人は性別と名前くらいしか知らないだろうから、窓は小さい「隠された窓」は「自分が知っているが、他人に知られたくない過去や弱みなどこれに当たる。

 

 

 

「盲点の窓」は「自分が知らないが、他人は知っている自分」で、自分で気づいてない言動、イメージなどだ!そして「未知の窓」は「自分と他人も知らない自分」で潜在意識や潜在能力がこれに該当する。

基本的に「解放された窓」が大きければ、大きいほどコミュニケーションは上手くいくし、いっていることと信頼して貰える。「解放された窓」を広げるには、他人からのフィールドバックを求めると同時に、自己開示することだ。

平たく言えば、肩肘張らず等身大の自分を見せ、裏表のない正直なコミュニケーション、心がけることがある。本音と建て前を使い分けるには、素直なフィールドバックは返ってこない。週刊ダイアモンド2008、特集、使える心理学より引用、紹介。

 

 

 

私世代、60歳過ぎた頃から「男性は概念が強く働き、人の話を聞かない」など。人とのコミュニケーションを不得意とします。これらが「頑固オヤジ」と言われる所以です。

また、過去の成功や功績などからプライドなどが高いと、偉そうにしている。無表情で怖いなどと若い人から言われることもあります。

対話の最中に無意識に腕組みをしたりすると、自分を知られるのが嫌だと自分の心理を隠すように胸の辺りで腕組みをする心理は、対話を拒否するメッセージになることを知らないから無意識に腕組みをしてしまうものです。

 

 

 

 

 

私世代(50歳~60歳代)の男性は、若い人とのコミュニケーションを不得意とし、意見が合わないとか、話が通じ合わないと勝手に思い込んでいます。

「最近の若い人は、何を考えているか分からない」と嘆きます。また、女性とのコミュニケーションも苦手とし「女心が分からない」と嘆くようにもなります。

これらが「概念の強さ」の現れなのです。概念は、加齢と共に強くなる傾向があり、中年以降の人たちが「頑固オヤジ」と称されるものです。

概念は「面倒くさいとか、億劫」などの感情と関わり合いがあり、何事にも消極的になることから「孤独化」する人の多くは極度の概念の強い人たちなのです。

私のように仕事や公私に渡り、多くの人たちと関わり合い、コミュニケーションしていると概念の強さは極めて弱く、柔らかいものです。

ましてや子供たちから女性の人たちとコミュニケーションする機会が多い私は、対話も弾み、話題の提供など私がリーダシップを取り、積極的にコミュニケーションしているので「常に笑顔に心がけています」。

ですから、私には頑固オヤジのイメージもなく、何時も微笑んでいるというイメージを持たれています。

センスプロデュース研究所、葛西行彦