私が長年研究して来た、人の感覚研究の中でも「聴覚」感覚心理としての音の捉え方の違いなどをマスコミなどで紹介して来ました。中でも音楽と人の感覚心理の重要性を提唱しております。
以前に音楽、特に生演奏とCDなどのアナログ音とデジタル音の違いなどを感覚的に説明して来ました。
私がプロのピアニストの支援者だったこともあり、生演奏に拘る!音楽の不思議な力、神秘的な力を私の感覚研究から科学的に解き明かしても来ました。
人の耳(聴覚)は年齢によって聞こえる可聴域が違います。10代なら20Hz~20.000Hz、高齢者になると20Hz~12.000Hzと高周波の音域が聞きづらくなることで「耳が遠くなったと自覚」するようになります。
ところが、音楽の楽器、デジタル楽器ではなく、アナログ楽器、ピアノやバイオリンは100歳の超高齢者にも難聴でない限りは全ての音域で聴こえるように設計されています。
ピアノは400年前に開発され基本設計は現在も変わりありません。
例えば、ピアノなどの演奏時には、人の聴覚に聴こえない音も発生しております。これらの聴こえない音は、私たちは「皮膚感覚」で聴き取ります。だから、特殊な周波数(振動)として感じるので、音楽で感動すると鳥肌が立つものです。
また、演奏者の演奏時の感情や状態が実は(脳波)として聴いている人に伝播し、伝わることが分かっております。
私自身も体験をしましたが、それは不思議な感覚で演奏者の感情や状態が分かりました。
穏やかに優雅に演奏していれば、聴いている人も穏やかで優雅な気分になるものです。
感覚のよい私だから感じたものでもなく、何となく心地よいと感じるのは演奏者も心地よく演奏しているからでもあります。
これらを活用することで「音楽療法」があります。
この音楽療法は「補完療法」として考えられ、海外などでは歴史もあり、数百年前からクラシック音楽として、娯楽だけでなく、エンターテイメントとしての活用がありました。
音楽療法の目的はセラピー、癒しの効果だけでなく、音楽の力で「自己治癒力」を引き出し、自己の免疫を高めて病や不安を改善していく方法でなければ、補完療法の役割を担うことは出来ません。現在、病院や施設などで行なわれている音楽療法の多くはセラピー、癒し効果が多いので一時的に心地よいだけでは効果は期待出来ません。
私が提唱している「センスメディカル」はデジタル楽器や音ではなく、アナログ楽器、音に拘り、生演奏に拘っております。
つまり、演奏者と一体となり、音楽の力を信じて音楽で「病は気から!」の考え方で改善していく、これら意識と体験を結び付けることが重要となり、自己治癒力を引き出して改善することに繋がるのです。
ですから、演奏者がいくら説明や解説しても、私のように人の五感、脳を刺戟する方法で指導しないと効果を発揮することは難しいと思われます。
私は長年の感覚研究と医学に精通しているので、ただ、音楽演奏だけでなく私とのコラボレーションすることで、音楽の力が二倍にも、何倍にも効力を発揮出来ることを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、