五感プロデュース研究所、-さ
五感プロデュース研究所、-そ
日本政府は、2019年までに全国の学校に一人一台のパソコンを普及させ、ICT教育(コンピュータ、インターネット教育)を推進しております。
富士通のホームページから抜粋引用で紹介すると「ICTの教育分野への活用
ICTの教育現場への活用としては、平成21年度の学校ICT環境整備事業において、全国の小中学校にデジタルテレビ・パソコン・校内LANなどの設備・機器が導入されました。しかし、実際に授業を行う教育現場からは、これらICT機器をどの様に活用して効率化に繋げればよいのか、ハード面だけでなくソフト面の拡充が早急に望まれるとの声が寄せられました。そこで、教育ICT活用普及促進協議会では「ICTの教育活用を推進する実践研究」と題して、全国の小学校・中学校でのICT教育事例を集め、教育分野へのICTの普及を促進していこうとしています」。

フィールドトライアルを全国5自治体の公立小・中学校で、2011年度第1四半期から3年間実施します。
小学校では5年生を対象に、算数/理科/社会等で、中学校では英語で、ICTを活用した教育を実践します。
現在では、全国で20校あまりがテスト実験的に行われております。
近い将来、10年後ぐらいには、教科書がいらない時代になると予測されます。学校では授業をパソコンの画面を見ながら、学校によってはタブレットを外に持ち出しての授業など「デジタル教科書」の時代になるだろう!!
私が推進している「五感教育」は過去の教育の産物になるかも知れないのです。
私が二十数前に「五感研究」に取り組むきっかけになったのは、インベーダーゲームの大流行になり、子供たちが夢中になり、様々な感覚異変、小学高学年が、ゲームの遊ぶお金欲しさに、低学年の子供たちからカツアゲ、お金を奪い取るなどの事件が多発しました。

また、ゲーム依存(ゲーム中毒)、その頃に「バーチャールブレイン」という俗語を造り、論文も発表し話題になりました。
これらを鑑み、私が五感教育の重要性、楽しい事ばかりをするのではなく、きちんと、自分の頭(脳)で考える「知恵の教育」、未だに続いている「知識教育」の実施、益々、IT化教育が推進されていくと、私が心配している「自分で考える力」、自分で苦労して調べる、観察する、洞察する力は養えず、五感は益々退化し、鈍感化することが危惧されます。
五感の衰えは、危険回避能力、観察、洞察力、知恵などの様々な脳力を引き出すことが出来なくなります。パソコン教育は、観る、聴くなどの脳刺激にしかならず、他の感覚は刺激されません。
そこには、臭いも、触覚の感覚が必要としません。
また、楽に、簡単に考えずにネットで教科が表示されます。益々、自分の頭で考えずに暗記するだけの教育になるのではないかと危惧しております。
ですから、パソコンの危険性、正しく使う、事前教育も必要だと私は思います。
また、同時進行で、アナログ教育、週に一時間でよいから、五感教育「体験型教育」も実施しながら、パソコンは道具であり、頭脳の代わりにはならない事を子供たちにしっかりと指導して欲しいです。

ICT教育はスポーツの世界、競技などプロのスホーツ選手、団体等で活用する「脳科学とスポーツ」の推進、提唱しておりますが、効果も出でおります。
私もこちらの方で指導経験もあり、実績もあります。
このように今後、益々、パソコン、タブレット端末、スマートホーン教育など勧と思われますが、自己の五感を駆使して、パソコンは補助的であり、道具であるという認識を指導しないと「パソコン依存」に陥ることが、私が最も危惧していることです。
五感プロデュース研究所、荒木行彦