最近、どのテレビ局も、クイズ番組、科学バラエティー番組、お笑い番組など個性が無い番組が多いのです。
おはり、企業のCM収入減がこれら、番組制作にも影響していると思われます。
だから、若手お笑いタレントを多く起用して、ギャラ(制作費)を抑えようと必死になっています。だからどのテレビ局も似たような番組が多いのです。
私も科学バラエティー番組の監修や資料提供、コメント出演なども多く関わっている関係上、テレビ局、制作会社の諸事情は良く理解しております。
以前にも、お馬鹿タレントと名付け、漢字が書けない、読めないと人を小馬鹿にして、笑いをとる番組や、わざわざ人前で漢字テストをさせて、当て字や書き間違えて、おもしろがって笑うなど、全く失礼な番組なども多いのである。
また、深夜番組でも無いのに、若手お笑いタレントが身体を張って、ゲームをしたり、罰ゲームと称して、危険な行為をさせたりする番組も多いのです。
他にも、お笑い女性タレントがお尻を丸出しになり、カメラの映像にぼかしを入れたりする番組なども多く成ってきた。
これらは芸人と番組スタッフの身内が楽しんでいるだけで、視聴者の多くが冷めた目で見ているのです。
そろそろ、このような身内が馬鹿笑いするような、お笑い若手のタレントが出て来る番組も、飽き飽きしているところです。
私は、日本の家電メーカーが7月のデジタル完全移行化以降に薄型テレビなどの販売が鈍って、売れていません。
これらは、私はテレビメーカーだけでなく、テレビ局にも責任があると思います。つまり、ハード面とソフト面が日本では整っていないのである。
やはり、質の良い番組の提供、視聴者が見たいと思う番組が少ないのである。現に視聴率が低下し、テレビが必要ないという人も多いのです。アイパットやスマートホーンなどの情報で充分だと言う人は多いのです。
これらテレビが売れない事情でもあるのです。
やはり、テレビ局側が新番組や創造的な番組の提供、見新しく、面白い、ためになる。また、見てみたいと思う、人の五感を刺激し、五感に訴える。テレビ番組、脳が感動と快感するそのような番組を望みたいところです。
例えば、テレビCMの収入が落ち込んでいれば、創意工夫し、香水や芳香剤などのCMでテレビから香を発生させるなども現在の技術で可能です。
また、12月には日本のテレビメーカーから「4Kハイビジョン」用のテレビが発売になります。
4Kハイビジョンは、従来の4倍の精度の綺麗でクリアーの映像が見られます。
景色や風景の映像には、これら4Kハイビジョンは、迫力と美しい画像が見られます。
一部のテレビ局に、この4Kハイビジョンカメラが、現在、東芝とソニーから販売もされています。
これらの映像美を提供する。感動してもらうなど、日本のテレビ局が取り組む道、開拓する余地はまだまだあります。
そして、日本経済が復活して来たら、テレビCMの本数も増加するでしょう!
来年以降には、このようにテレビメーカー(ハード)とテレビ局、放送局側(ソフト)のコラボレーション、タイアップなども必要と考えております。
現在のように3D映像専用テレビの販売が不振なのは、これらソフトの提供が少ないからです。一部のDVDか、放送も有料テレビなど限られた放送です。その割に3D専用テレビは高額なことも関係しているのです。
今後、4Kハイビジョンテレビも当初は高額になると予想され、やはり、ソフト、放送が数少ない。現状では殆ど見られません。
そこで、来年以降にテレビ局、放送局に具体的に、風景などの放送を開始して欲しいと願っております。一部の局には依頼も致しました。
どのように検討するか分かりませんが、日本のテレビ、テレビ局もそろそろ、「見新しさが無いと」飽きられるだけでなく、テレビ局自体の存続に関わって来ると思われます。
出来れば,私共はこれら映像や音響に至るまで、監修やプロデュースにテレビとテレビ局に関わって行きたいと願っております。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、